iPhone 3G用の拡張現実アプリとして知られる「セカイカメラ」のワールドプレビューが、2月17日から開催中のファッションイベント「rooms」で展開されている。
頓智・(トンチドット)が開発したセカイカメラは、iPhone 3Gのカメラを通じて見る光景にさまざまな情報を重ね、補足的な情報を提供する技術を採用した拡張現実アプリケーション。roomsの会場には、クローズドβ版のセカイカメラを搭載した約10台のiPhone 3Gが用意され、iPhone 3Gのカメラを通して会場を見ると、出展ブランドに関連するロゴや画像などが表示された、現実とは異なる会場の様子を見ることができる。
項目 | 概要 |
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セカイカメラ for rooms 18 | セカイカメラを「rooms」のための特別仕様として紹介。クリエイターの主張や新しいデザインの魅力を現実空間を通じて伝えるべく、「セカイカメラ」をカスタマイズ |
セカイカメラ Presentation | セカイカメラを開発する頓智・代表取締役社長の井口尊仁氏と頓智・フェロー、赤松正行氏によるプレゼンテーションを実施。セカイカメラを通じて可能になった次世代コミュニケーションの魅力と可能性について解説する |
ワールドプレビューは、実際のビジネスの場でセカイカメラを応用した最初の機会となり、セカイカメラの利用に最適化したネットワーク設計と構築をソフトバンクテレコムが担当。同社はセカイカメラの企業向けソリューション展開をサポートするという。また、Wi-Fiを利用した位置測位技術としてクウジットのPlaceEngineが採用され、同社がイベント向けに最適化して提供した。
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