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» 2012年01月10日 11時44分 UPDATE

2012 Internatinal CES:光の点滅でデータ通信、スマホで活用――カシオがCESに出展

カシオ計算機がCESで可視光通信システムを披露。店頭に設置したLEDにスマホのカメラを向けて情報を取得する仕組みや、点滅させたスマホの画面を通じてデータを送信する仕組みなどを紹介する。

[ITmedia]

 点滅するスマホの画面にカメラを向けると、メッセージやプロフィールを受け取れる――。こんな利用シーンを実現する可視光通信システムをカシオ計算機が開発した。1月10日に米国で開幕する展示会、CESで技術を披露する。

 可視光通信は、人の目に見える光を点滅させてデジタル信号を伝える通信技術。光源をデータの発信源にでき、離れたところからでもデータを取得できるため、ディスプレイやLEDを使った照明、看板などを通じてデータを送ることが可能になる。

 同社が展示するのは、スマートフォンを使った個人向けシステムと商業施設向けシステム。個人向けシステムは、スマートフォンの画面を点滅させて可視光通信を行うもので、端末の画面を点滅させてデータを発信し、他のスマホのカメラを向けることでデータを受信できるようにした。

 この技術を利用することで、面倒な操作をすることなしに、相手のプロフィールやメッセージなどのデータを写真の中に表示できるようになる。カシオ計算機では、ソーシャルメディアと組み合わせることで、さらなる活用の広がりが期待できるとしている。

Photo 被写体となる人がスマホを点滅させてデータを発信(画面=左)。それを撮影者のスマホのカメラがデータを受信する(画面=中)。被写体のスマホの位置に合わせてビジュアルを表示できる(画面=右)

 商業施設向けシステムは、デジタルサイネージや店頭に置いたLED光源にスマートフォンのカメラを向けることで、店からの情報を受け取れるようにするシステム。10センチ四方の光源を10メートル先から認識できるため、店舗はすでに利用しているディスプレイのわずかなスペースを通信用に点滅させるだけで、情報配信を始められるという。

 メッセージやURL、画像などの情報を配信でき、配信内容はリアルタイムで変更可能。時間ごとに発信する情報を変更するようなキャンペーンにも活用できる。

Photo 店頭のLEDからデータを送信(画面=左)。スマートフォンのカメラ越しにLEDを見ると(画面=中)、お得情報が表示される(画面=右)

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