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» 2012年04月27日 19時56分 UPDATE

海外モバイルニュースピックアップ:iPadをMacBook Air風にするキーボードケース「Brydge」

海外のモバイル系ニュースを短信でお伝えします。今日のトピックは、iPadをMacBook Air風にするケース、ちょっとコワいスマホの現代病、骨でドアを開ける技術、iPadで作った“トロン”風キーボードなど。

[中野恵美子,ITmedia]

iPadをMacBook Air風にするキーボードケース「Brydge」

Photo スタイリッシュで便利なキーボードケース「Brydge」

 資金調達サイト「Kickstarter」には、興味深いプロジェクトがいろいろと登場するが、iPadをMacBook Air風にする「Brydge」というキーボードケースが「あっ!」という間に9万ドルの目標額を達成した。現在17万ドル以上を集めている。

 あちこちのサイトで紹介されているので、Kickstarterのプロジェクトページにのみリンクしておきます。スピーカーなしが170ドル、スピーカー付きが210ドル(早期購入者向けの割引価格は既にソールドアウト)。この額には米国への送料は含まれているが、国外への発送にはさらに35ドルが必要(カナダは20ドル)。どんな製品かは、映像をご覧下さい。1日で目標額を達成したのも理解できる、賢すてきなガジェットだ。

 ちなみに、Kickstarterのプロジェクトへの「出資」は、Amazon.comのアカウントで行える。プロジェクトが目標額を達成しない限り、請求されることはない。

ちょっとコワい現代病「スマートフォンフェイス」

 携帯電話の使いすぎで親指に痛みを感じる症状「Blackberry thumb」の向こうを張って(?)、最近、iPadを持つ方の手と画面をスワイプしたりタイプする指とに痛みを感じる「iPad hand」という症状を訴える人が増えていることは、以前お伝えした通りだが、最近「スマートフォンフェイス」なるものが登場したそうだ。

 これはスマートフォンやラップトップなどのスクリーンを、少しうつむく形で何時間も使用した結果、アゴが垂れ下がったり、二重あごになったり、ほうれい線が出たりすることを指す。うつむきがちの姿勢をとり続けることで、首の筋肉が縮こまり、アゴに対する引力が増して、アゴのラインが垂れ下がってくるのだそうだ。

 対処法について興味ある方は、こちらの記事をお読み下さい。整形手術の話なんですけどね。

“音楽をお風呂に浮かべられるiDuck”のほほえましい紹介動画

Photo Androidロボ型チャージャー

 すでにご存知の方もいると思うが、ちょうどCraziest Gadgetsが掲載していたので、息抜きにガジェットを1つご紹介。「Andru - Android Robot USB Device Charger」というバッテリーチャージャーで、Androidのマスコットロボット型をしている。

 Andru君は、足がプラグで頭部がUSBポートになっており(手の部分は可動式)、チャージ中は目が青く光る。ThinkGeekの販売ページには、AndroidスマートフォンやUSBデバイスで利用できると書かれているが、Craziest GadgetsによるとiPhoneの充電もできるそうだ。価格は24.99ドル。ThinkGeekページでは、使用中の動画も視聴できる。

Photo アヒルとラブラブ♪

 そうそう! ついでといっては何だが(といいつつ、こちらが本論)、ThinkGeekでは先日ご紹介した“音楽をお風呂に浮かべられる”あまり可愛くない癒し系ガジェット「iDuck」の動画も見られる、ということをお伝えし忘れていた。写真の方は、お風呂でアヒルと遊ぶのにふさわしい小さな男の子がにっこり笑っているので爽やかだが、動画にはヒゲの男性が登場し、一瞬引いてしまう。しかし、満面の笑みで楽しそうにしている様子を見ると、こういうガジェットはやはり、童心を忘れない大人向けなのかな、と思います。

 ついでにThinkGeekで見かけた「おばかグッズ」(褒めてます)をもう1つ。モバイルとは関係ないが、ハン・ソロの氷が作れるアイスキューブトレイ。「ハン・ソロ」「氷」といえば、もうお分かりでしょう。あのシーンをグラスの中で再現できます。9.99ドル。

Photo あの名シーンがグラスの中に!

“トロン”スタイルのキーボードをiPadで

Photo ソフトウェアを公開中

 同じく映画と童心つながりの話題。2台のiPadを使って、「トロン」スタイルのキーボードを再現した人を、IntoMobileが紹介している。

 「トロン:レガシー」でサム・フリンが使っていたバーチャルキーボード的なものを作るプロジェクトで、iPad 2台と空き時間とちょっとした熱意があれば、誰でもできるそうだ。

 制作したのはAdobeのWebプラットフォーム・チームのプロダクト・マネージャーでアプリケーション開発者のChristian Cantrellさん。HTML、CSS、JavaScriptといった、一般的なWebテクノロジーを使用しているそうだ。みながシェアできるようにと、ソフトウェアも公開している。

 とはいえ、Christianさんによれば「映画ほどかっこよくない」とのこと。自分でチャレンジするほどの根気はないなぁ(あるいはiPadは2台持ってないなぁ)、という人は、紹介ムービーだけでもどうぞ。

骨でドアを開ける技術、AT&T Labsが開発中

 ちょっと前の情報だが、TIMEでまとめ直されていたのでご紹介しよう。将来はカギではなく、骨でドアを開けられるようになるかも――そんな技術をAT&T Labsが開発しているという。

 原理は特定の動作(たとえばドアのカギを開ける)を行う時に生じる固有の振動を利用する――というもの。スマートフォンなどにデバイスを組み込み、圧電変換器を使用してシグナルを身体からレシーバーに伝導する。シグナルは骨の大きさや骨密度によって千差万別であり、その人に固有なものなので、ドアノブはプログラムされた人にしか反応せず、「カギ」として利用できるというわけだ。

 この技術はNFCに代わるものとしても利用できると研究者は考えているそうで、例えば握手することで相手にデジタル名刺を渡せるようになるかもしれない。

 とはいえ、こうした技術は高額なので、コンシューマー製品向きではないと、筆者のWagstaffさんは結論づけている。政府機関は(もしまだこうした技術を既に活用していないのであれば)間違いなく興味を持つだろうという。

声でロックを解除――「Voicelok」

 声でロックを解除するUSBフラッシュドライブ「Voicelok」を、PSFKが取り上げている。デバイスをPCやMacに差し込んでパスワードを発話すると、高性能マイクがユーザーの声の特定周波数とニュアンスを検出し、データやファイルにアクセス可能になる。音声以外の予備的なセキュリティシステムも用意されているそうだ。価格は49.95ドル。

WWDC 2012のチケット、eBayで高騰?

 Appleが発表した開発者カンファレンス「WWDC 2012」のチケットが、2時間ほどで完売したというニュースが話題になったが、Cult of Macが、eBayにそのチケットが登場したことを紹介している

 1599ドルのチケットは、同記事の執筆時には2850ドルだったが、現在3000ドルまで上昇した模様。しかしWWDCのチケットは、登録企業の他のメンバーに譲渡することはできても、転売は許可されていない。しかも、チケットは購入するのに用いた登録アカウントでアクティベートする必要があるため、eBayで落札しても使えるわけではない。

 Cult of Macでは、販売者がそれを知らずに転売しようとしているのか、気の毒な誰かを騙して数千ドル儲けようとしているのか分からないと締めくくっている。売り手の思惑はどうあれ、このまま行くと誰かが「WWDC 2012」の入口で呆然とする、ということになりかねない。ひとごとながら心配だ。

コケで発電? エコな「Moss Table」

 4月26日に、食材を煮炊きした熱でデジタルガジェットを充電できるハイテク鍋「PowerPot」をご紹介したが、コケでランプやノートPCに動力を与えるというテーブル「Moss Table」を見かけたのでご紹介しよう。

 Bio-Photo-Voltaic技術(植物の光合成中に生成される電子を活用する技術)の可能性を示すため、Biophotovoltaicsが作成したコンセプトモデル。テーブル上のコケが発する電子を導電繊維でとらえて電気を発生させるという仕組みだ。

 このテーブルは、4月22日までミラノのイベントで展示していたそうだ。Biophotovoltaicsのサイトでは、2011年の「Designersblock London 2011」の展示の様子を動画で視聴できる。

豪で注目を集める無料のケータイチャージャー

 オーストラリアの無料のケータイチャージャー「Chargebar」が注目を集めているとWall Street Journalが伝えている。

 Chargebarは、ジョナサンとキャメロンのターナー兄弟が考案したもの。もともとキャメロンさんがシドニーのバーで働いていた時、お客さんから「ケータイを充電させてくれないか」と始終頼まれていたことから考えついたそうだ。今後、オーストラリア全土での展開が期待されているばかりか、世界展開も視野に入れているという。

 現在、ホテルや大学、ショッピングセンター、パブ、公共の輸送機関などに設置されており、今年末までには1500ユニット、2014年までには1万ユニットをオーストラリアで展開したい考え。既に設置されている店舗などでは、Chargebarを使うためにやってくるユーザーが月間500人から1000人を数えており評判は上々だ。リピーターを増やすためのサービスとして効果的なChargebarが、目標台数を突破するのにそれほど時間はかからないかもしれない。

 Chargebarは何かの自動販売機のようにも見える外観をしているが、安価なA3サイズのバージョンも用意されている。デジタルパネル部分は、オプションとして顧客がカスタマイズ可能。充電はiPhoneのほか、BlackBerry、Motorola、HTC、Samsung、Sony Ericsson、Nokia、Windows Mobile、LGの端末に対応する。iPhone向けには、Chargebarが設置されている近隣スポットを探せる無料アプリもあるようだ。

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