ミニよりも“ミニー”! ディズニー版ポメラを触ってみた仕事耕具

ビジネスマンに人気のテキストを打つ“だけ”のマシン、ポメラ。女性をターゲットにしたDM5に、さらにターゲットを絞ったモデルが登場。ミニじゃありません、ミニーです!

» 2010年04月08日 15時40分 公開
[宮田健,Business Media 誠]
すべてはこのつぶやきから始まった

 初めまして、OneTopiディズニーのキュレーターをしております、宮田です。普段は@ITの編集担当をしております。誠 Biz.IDをご覧の皆さま、@ITにも来てくださいね!

 そんな人間がここで記事を書くことになったきっかけは、このツイートでした。

 これに多くの方が反応、そして誠 Biz.ID編集長から「借りる手配したからレビューよろしくね」というひと言。OneTopiディズニー最初の“お仕事”は、ポメラの“ミニーバージョン”のレビューです。

さらにターゲットを絞った「ポメラ」の登場

 ポメラの最新機種「DM5」。登場時には「『ポメラ』に廉価版 ターゲットは女性と若年層」というような見出しで紹介していました。

 今回発売されたミニーバージョン(ディズニーストア限定販売)も、ベースの機種はこのDM5。そのトップパネルにはミニーマウスを印刷しており、パッケージもミニーがほほえむ特別版です。

トップパネルにミニーマウスが (C)Disney
「Disney Store Exclusive」。パッケージも特別版 (C)Disney

 実は一番気になっていたのは、ミニーのイラストが印刷された「向き」。いったい誰に向けたデザインなのか? という点です。例えば、デザインがステキと評判のアップル製ノートやソニーVAIOなどは、PCを開いたときにロゴが正しく読めますので、いわば「人に見せるため」のデザインです。

 さて、今回のミニーポメラはどうでしょうか。実は届くまでは「人に見せるためのデザイン」になっているのだろうと思ったのですが、実際はこちらの写真の通り、「自分のためのデザイン」でした。

 女性や若年層を狙った製品、それもキャラクターの王者であるディズニーものならば人に見せびらかすべきなんじゃないの?と思いましたが、これはポメラを実際に使ってみると分かりました。

 かなりローアングルで撮影しないとトップパネルは見えない (C)Disney

 この写真のように、実際にポメラを使うと水平に近いくらいに開いて使うことになり、実は対面からはトップパネルはほとんど見えないのですね。これなら納得です。仕事を終え、キーボードを閉じたときにふと見えるミニーの笑顔。これはファンにはきっとたまらない瞬間では……?

デジタルガジェット好きに触らせてみた

 ということで、早速このミニーポメラをデジタルガジェット好き、かつディズニーマニア女子に触らせてみました。第一印象は「けっこうしっかりできてるねー」。そうなんです、ポメラって意外とよく……って、それポメラ自体の感想じゃないですか。

 東京ディズニーランドにほど近いレストランでポメラをたたく (C)Disney

 そして自由にテキストを入力してもらいます。「あれ、しっかり打てる! iPhoneよりも速く打てるしブログ書く人にはいいかもね」。そうなんです。ノートPC持ち歩かなくてもテキスト打ちができて素晴ら……い、いや、だからトップパネルがミニーなのです。そこに注目してください。

 「うーん、(筆者のDM20と比べながら)ディスプレイがちょっと小さいかなあ。でも許容範囲。DM5の方がガタつかない感じだし、欲しいな買っちゃおうかな」。お、ターゲットバッチリですよ! ミニー版1台お買い上げ! 「あ、いや、普通のDM5を」。……人選を間違えました。

次は普通のOLをターゲットに

 やはりガジェット成分が多い人では公正なレビューはできません。そこで、当社の営業女子に触らせてみます。アイティと名の付く会社にいながら、PCを持っていない希少種です。

 まず第一声「かわいい!」。ポメラの名前は聞いていたものの、実際に触ったのは初めてということ。しばらく触らせてみたのですが、特に何も不自由なくテキストが打てている模様。ここで注目すべきは「液晶のサイズが……」「キータッチが……」「キーボードのピッチが……」というようなスペックへの文句が一切なかったこと。やはり、テクノロジーが好きなギークとはターゲットがちょっと違うのです。

「PCに詳しいお兄さんが選ぶプレゼントに最適です!」という感想 (C)Disney

 ひとしきり触ったあと感想を聞きましたが、「カレンダー表示でテキストが見られるなら、確かに日記やブログを書く人ならうれしいかも」「プレゼントでもらえたら最高です!」ということでした。確かにいくらOL層向けとはいえ、素のポメラDM5をプレゼントするよりは、このミニーバージョンの方が、送りやすいし、受け取りやすいかもしれません。

マニアに向けた“濃い”キャラクターパネルを!

 今回はDM5のミニー版をリポートしましたが、今までポメラを知らなかった層に興味を持ってもらうには、ミニー版の存在は正しいと感じました。ただ、自らポメラを手にするような層は、上位機種も魅力的に見えるはず。特に最上位機種であるDM20はトップパネルを別売りで用意しているので、ここはディズニーストア限定の「DM20トップパネル」を企画してはいかがでしょうか?

 以前、P902iなど“着せ替えケータイ”華やかなりしころ、東京ディズニーリゾートではパーク限定の着せ替えパネルを販売しており、大変うらやましかった記憶があります。個人的には、悪役を描いたトップパネル(具体的には『眠れる森の美女』のマレフィセント)と販売していただき、「痛ディズニーポメラ」を実現したいところです。

 なかなか想像できないかもしれませんが、実は男のディズニーマニアもいっぱいいるんです(男1人でディズニーランドに通うのは当たり前、身なりは普通でもパンツはドナルドという隠れディズニーマニアも)。彼らをターゲットにした商品でも、意外とヒットするかもしれません。彼らならば、ディズニー版ポメラをプレゼントにも選んでくれるはずです。


 このポメラ・ミニー版はディズニーストアの店舗、およびオンラインストアで販売されています。聞いたところによると、ディズニーストアではコレクタブル商品扱いでショーケース内に展示されているとか。

 ポメラDM5 ミニー版は2万2800円で、オンラインショップではギフト向けのラッピングも可能。あなたもプレゼントにいかが?

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