iPhoneなどGPS対応のスマートフォンや携帯電話で撮影した写真に添付される「ジオタグ」を、確認したり削除する方法を紹介しよう。
iPhoneなどGPSに対応したスマートフォンや携帯電話では、写真を撮影するとその場所を示す緯度や経度の情報、いわゆる「ジオタグ」が写真画像に埋め込まれる。これらを参照することで、写真がどこで撮られたものか、あとからばっちり追跡ができるというわけだ。
このジオタグは写真撮影の記録としては非常に重宝する反面、不用意にネット上で写真を公開することによって自宅や会社の所在地がバレてしまったり、行動履歴が特定されるなど、なにかと都合の悪いことも少なくない。しかしながら、自覚のないままこうしたジオタグを含む写真画像を公開してしまうケースは後を絶たない。
今回は、これらジオタグの有無をチェックできるソフトやサービスを紹介するとともに、ジオタグを削除する方法もあわせて紹介しよう。
Windows用のソフト「画像 X googleマップ」を使えば、写真画像を読み込ませるだけで、ジオタグをGoogleマップに変換して表示してくれる。URLをクリックするとそのままブラウザで開き直すことも可能だ。基本的には閲覧専用で、Exif情報のうち著作権者およびコメント欄については編集が可能だが、ジオタグそのものの削除には対応しない。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 作者 |
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画像 X googleマップ | Windows 7/XP | 無料 | natane氏 |
ジオタグを削除したければ、同じくフリーソフトの「ExifEraser」などを使ってExif情報ごと削除してしまうとよい。このほかPhotoshopなどの画像処理ソフトでも、編集後に書き出し処理をすることでジオタグを含むExif情報を消去できる。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 作者 |
---|---|---|---|
ExifEraser | Windows 7/Vista/XP | 無料 | Kosuke氏 |
iOS4では写真画像の撮影地を表示できるモードを新たに搭載したが、それ以前のiPhoneでも、iPhoneアプリ「Koredoko」を用いれば、カメラロール内にある写真画像の撮影場所を手軽にチェックできる。Googleマップベースで表示し、設定を切り替えることによって地図と航空写真の両方が表示できる。
アプリ名 | 利用料 | 作者 |
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Koredoko(iTunesが起動します) | 無料 | Kawabata Farm |
iPhone用の有料アプリ「imgCAM」を用いれば、撮影済みの写真画像をメールで送付する際に、現在位置だけでなく本来の撮影場所とはまったく無関係な任意のジオタグ情報を追加できる。ジオタグの追加はGoogleマップで任意の場所をタッチするだけで行えるなど、操作も容易だ。
アプリ名 | 利用料 | 作者 |
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imgCAM(iTunesが起動します) | 350円 | mkanda氏 |
このほか、「Twitpic」や「Picasaウェブアルバム」などのWebサービスでは、投稿時にこれらジオタグ(location)を削除する機能がある。ごく少ない枚数を確認・削除するだけなら、こちらを利用するのもよいだろう。
サービス名 | 利用料 | 提供元 |
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Twitpic | 無料 | Twitpic Inc |
Picasa ウェブアルバム | 無料(有料プランあり) | |
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