タブレットとまな板はサイズ、重量ともによく似ている。そのため市販のまな板台はタブレットのスタンドとして流用できてしまうのだ。
前回記事「スチール製のブックエンドでスマホやタブレットのスタンドを自作する」で紹介したように、スチール製のブックエンドを改造すれば、スマートフォンやタブレットのスタンドとして活用できる。コストパフォーマンスは高く、入手性も容易であることから、何かと便利に使うことができる。
もっともタブレットの場合、スマートフォンと違って電話の待受で使う用途がない。よって画面に資料を表示したり動画を再生している場合を除き、画面をこちらに向けておくニーズはあまり多くない。むしろ充電時にデスクサイドに邪魔にならないように立てておくとニーズの方がありそうだ。
こうした場合にタブレットを立てておけるスタンドは市販されているが、前回同様、意外なグッズで代用できる。それは「まな板の台」だ。台所用品であるまな板は、サイズ、重さともに、タブレットとよく似通っている。従ってまな板の台であれば、タブレットを安定して立てておくのにぴったりというわけだ。百円ショップで売っていることも多く、コストパフォーマンスは高い。

こちらは複数のまな板が立てられるタイプ。タブレットや電子書籍端末をまとめて立ててみた。市販のタブレット専用スタンドほどのデザイン性や機能性を求めず、コスト優先で安定して立てられればよいという場合にぴったりだバリエーションが豊富なのも特徴だ。1枚だけを立てられるワイヤー製のシンプルな台のほか、複数枚を同時に立てられるようなタイプもある。また棚板に取り付けられるタイプもあり、収納用途としても活用できる。耐荷重および安定性だけはくれぐれも確認した上で、ぴったりのアイテムを探してみてほしい。

こちらは吊り戸棚に取り付けてまな板を収納するためのアーム。耐荷重は2キロなので、タブレットの重さにも問題なく耐えられる。本棚の下や、オーバートップデスクの下などに収納するのに適しているといえるだろう。なお、本来の仕様目的とは異なるので自己責任での利用となる| 製品名 | 実売価格 | 発売元 |
|---|---|---|
| まな板受け | 100円〜 | 100円ショップ、文具店など |
| 吊り戸棚用まな板受け | 1754円 | 田窪工業所 |
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