実際問題、30秒で選べるカードはせいぜい1枚。「どれにしようかなー」と見回す時間はなく、サッと選んで、パッと考えをまとめないとタイムアップになります。3人とも、30秒では1つカードを選ぶのがやっとでした。
ただSCAMPERとは違って、カードの指示が平易な表現なために内容の意味に悩むことがなく、スムースに入っていけます。小学生低学年向けの日本語とのことですが、大人でもこちらの方が(SCAMPERより)取り組みやすいような気がします。
ちなみに、カードの指示はこんな感じです。
6周回し、私とホリウチさんが6個、上口さんが7個のアイデア、合計19個出しました。
以下、全員のメモを公開してみます。
カードの指示 | アイデア |
---|---|
何かと組み合わせる | 婚活サイトと組み合わせる。異性と仲良く冒険 |
何かを減らす | 身体を動かしたりすることでダイエットもできるように |
みんなが大事にしたいと思うものを見つける | 勝った人が大統領というような報酬にする。 |
置く場所を変える | ボタンを押す代わりに別のリアルなボタンを押すようにする(位置ゲーみたいな) |
重くする | すごく難しくすることで達成感を得やすくする |
場を小さく分ける | 会社対抗戦のようにすることで会社の帰属意識を高める |
ホリウチさんはソーシャルゲームをやり慣れているからか、ほとんど悩まずに「じゃあこのカードで」と発想していきました。
カードの指示 | アイデア |
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時間をくぎる | 決まった時間にしかプレーできない。 |
何かを混ぜる | リアルゲームと一緒に進む(2つのゲームを同時進行させる) |
何かを削る | むかつく相手に課金攻撃ができる |
誰かのやることをいつもと変える | リアルな知り合いだけど、誰かは分からない(例:クラス全員で参加するのだけど、ゲーム上のプレーヤーが誰なのかがお互い分からないまま進める) |
何かの目的と一緒にやる | 学力とリンクさせる。(資格やTOEICとリンクさせる) |
誰かと一緒にやる | 自分の思い通りにならないペットや子供と一緒にプレーする |
やり方の順番を変える | 最初に低額を課金し、お金をなるべく使わず達成できたら勝ち |
上口さんも、ホリウチさん同様に短時間でカードを選び、アイデアを披露してくれます。しかも、二人とも発想が偏ることなく、さまざまな方向に広がっていて、私は感心しながら発表を聞いていました。
カードの指示 | アイデア |
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何かを減らす | 子供が漢字を学べる(教育的効果) |
何かを短くする | 1分間で終わるゲーム。(長時間ゲームに没頭して時間を浪費してしまう等の)批判を受けずに済む |
前にあったことをヒントにする | 会社内の匿名コミュニケーションゲーム。いいね! を付け合う |
逆の目的に使う | 苦しいゲーム。(なかなか身につかないコトの)習慣化。朝の早起きとか |
少し意味を変える | リアルのその場でゲームを他人にふっかける。(負けたら)ジュースをおごる、(勝ったら)ジュースをおごせる |
何かを他の人にあげてしまう | 寄付。いらない物を使ってゲーム参加。社会的意義アリ |
このメンバーの中で唯一ソーシャルゲーム未経験の私に、どんな発想ができるのか? と不安を覚えつつむりやり発想してみました。アイデアを出しながらも、具体的な中身は言っている本人にもよく分かっていません(苦笑)。時間をフルに使いきりながらなんとか搾り出しました。
さて、肝心のアイデアは一体どんなものなのか? それぞれの評価は? どんな広がりを見せるのか? ベストアイデアに選ばれるのはどれか? 詳しくは後編に続きます。
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