家事按分などは決算のときに設定をしても問題はないが、決算の作業を始めてから按分の必要があるのに科目分けしていないことに気付くと手間が増えるので。そのため、できれば経費入力を始める前に済ませておきたい。
おおむね帳簿の入力を開始する準備は完了したが、ここでアップデート作業を行いたい。これも決算までに行えば大丈夫なので、どこかのタイミングでアップデートしていただきたい。青色申告ソフトは発売時点では最終版になっていない。毎年1月下旬に配布が開始されるアップデート版をインストールしないと、決算・申告タブの所得税確定申告書Bのアイコンはグレー表示で操作できない。また、所得税確定申告モジュールは平成23年分と表示されている。
では実際にアップデートを行ってみよう。

通常はソフトを終了するときに自動的にアップデートの確認が行われるが、ヘルプの「オンラインアップデート」をクリックすればいつでもアップデートを行える(左)、必要なプログラムにチェックを付け、「アップデート」をクリックする(右)今回は初期設定について解説した。次回は基本的な入力から、効率アップのための手抜き入力方法、そして確定申告書、決算書等の出力まで紹介したい。
2000年に木村税務会計事務所を設立。ブロガー税理士の草分け的存在。セミナー講師や執筆について多数の実績があり。カフェ好きが高じてオフィスをカフェ風にしてしまったほど。ブログでは税金に関するトピックだけでなく、カフェラリーのデータも掲載中。
事務所名:木村税務会計事務所
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