この連載では、歴ドル&信州上田観光大使を務める小日向えりさんとともに、NHKの大河ドラマ「真田丸」に登場する人物、あるいは名シーンなどを取り上げて、よりドラマを楽しめるような情報や小ネタをお伝えしていきます。連載バックナンバーはこちら。
編集部F: ついに、この日が来てしまいましたね……。明日(12月18日)の放送で今年の大河ドラマ『真田丸』が完結します。先週の放送では豊臣方の浪人たちが次々と討ち死にしていき、悲壮感がいっそう増しました。ラストは一体どのような結末を迎えるのか。
小日向: 史実では幸村が家康の本陣に突撃しますよね。「狙うは家康の首、ただひとつ!」と。家康は命からがら3里(12km)も逃げて、最後は「これまで」と切腹をしかけたというのが有名な話。真田丸が終わるのはすごく寂しいですが、幸村の人生で一番の見せ場なので、どのように描かれるのか楽しみです。
編集部F: それに伴い、2月からほぼ毎週続けてきたこの連載も、これで最終回です。総まとめ特集ということで、前回は真田丸がブームになった理由について話を伺いました。今回はぜひ真田丸からビジネスパーソンが学べることについて話し合いたいと思います。
ドラマを振り返ってみて、小日向さんが最もリーダーシップを感じた人物は誰ですか?
小日向: やはり大坂の陣で豊臣方を率いる真田信繁(幸村)ですね。上を見れば保守的な豊臣秀頼や茶々がいて、周りを見れば後藤又兵衛や毛利勝永といった血気盛んな浪人衆がいます。板挟みにあいながらも、最善策を見つけていく行動はさすがだなと思いました。結果、大坂冬の陣では真田丸を築き、敵の大軍を打ち倒したわけですから。
編集部F: 信繁に限らず、真田一族と言えば、戦略家として知られていますが、何かビジネスに応用できることってありますか?
ここまで「真田丸」が人気になった理由
豊臣方に学ぶ、だからダメな組織は滅びる
奥さんにしたい真田丸のキャラは……?
“超高速関ヶ原”の裏では何があったのか?
徳川家臣団に嫌われながらも家康に尽くした本多正信の素顔
バカ殿と呼ばれ続けた北条氏政に光明? 「汁かけ飯」に新解釈
汚名返上を願う! 豊臣秀次は地元に愛される名君だった
正室から側室に格下げ それでも真田信幸を支えるけなげな「おこうさん」
真田信繁の九度山幽閉ライフは意外と幸せだった?
体格があまりにも違すぎ 豊臣秀頼の父親は秀吉ではなかった!?
あの史実が明らかになったのは最近だった! まだまだ謎多き上田城
辛い営業マンさながらの板挟みにあった片桐且元の真意は……
謀略を繰り返した真田昌幸、それでも守りたかったのは……
父・家康とは対照的 側室は一人もいなかった徳川秀忠はマジメ?
大酒飲みの福島正則、酒の失態で天下三名槍を失う
徳川家康が爪を噛み続けるわけ、それは……
本多忠勝の「蜻蛉切」は意外と……
なぜ真田一族は忍者のイメージがあるのか?
これぞ武士! 知将・大谷吉継と家臣との感動秘話
4度も姿を変えた伏見城、最後はバラバラに……
鶴松の死を嘆く豊臣秀吉だが、実は3人目の子どもだった!?
人気うなぎ登り! 石田三成は豊臣家の学級委員長キャラ
生涯でたった1度しか笑わなかった上杉景勝
真田信幸は戦国トップレベルの身長&寿命だった
虎退治の加藤清正、猛将よりも知将ぶりをアピールしたい
『天地人』では見せなかった直江兼続のホントの素顔
大阪に“粉もん文化”を作った千利休
滝川一益と真田昌幸は似たもの同士だった?
大河ドラマ主役の真田幸村、ところで何をやった人?
虫嫌いに占いマニア、乙女な素顔の武田信玄
歴史とネットにどっぷり浸かる私
生涯で93回も引っ越し!? クレイジー絵師・葛飾北斎の素顔Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング