アイリスオーヤマは、6月稼働予定の宮城県角田工場のマスク生産能力を月1億5000万枚に増強すると発表した。
同社は3月に、中国の大連工場と蘇州工場の2拠点の生産に加えて、日本国内の生産設備導入により、月6000万枚という新たなマスク生産計画を発表していた(「アイリスオーヤマが国内にマスク生産設備を導入 日本への供給能力を約8割引き上げ」を参照)。しかし、政府からの要請を受けて、国内のマスク生産を一層強化する必要があると判断。政府の「国内投資促進事業費補助金」を活用して、日本国内の設備投資をさらに拡大する。月1億5000万枚を生産できる体制を新たに構築するという。
マスクの重要資材である不織布の価格が高騰している影響も考慮し、角田工場内に資材製造設備も新たに導入する。内製化率を高めることによって、中国一国に依存する供給体制を見直す。国内のマスク生産設備増強により、中国2拠点の工場と合わせて日本国内に月2億3000万枚を供給できる体制を構築する。
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