「J-WAVE NIHONMONO LOUNGE」は、音楽だけでなく、酒や食を通して、人と人をつなぐ場でもある。
会場から公開生放送している番組「YEBISU BEER BEGINNINGS」のスポンサーにもなっているサッポロビールは、会場にヱビスビールのプレミアムカウンターを出展。2週間程度の期間替わりで、数種類のヱビスブランドのビールを楽しめる。出展は、山手線の新駅誕生を祝ってのことだとサッポロビールの担当者は説明する。
「ヱビスビールは今年誕生130年を迎えました。恵比寿という街は元々ありませんでしたが、ヱビスビールの工場があったことで駅ができ、恵比寿という街になりました。今回、同じ山手線の5つ隣りに高輪ゲートウェイ駅が誕生したということで、新しい街の始まり祝い、盛り上げていきたいと考えて出展しています」(サッポロビールマーケティング本部ビール&RTD事業部第1グループ沖井尊子課長代理)
会場で味わえる日本酒は、中田氏が日本全国の酒蔵を巡って厳選した159蔵の銘柄を取りそろえた。会場には中田氏が出会った伝統工芸品や日本茶などを販売するショップ「NIHONMONO TOKYO」も開設。中田氏は国内最大級の日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK」もプロデュースしているが、伝統工芸品のショップを展開するのは今回が初めて。中田氏は「より多くの人に生産者のことを知ってもらいたい」と話している。
「全国をまわって、いろいろな蔵元や生産者と会ってきました。より多くの人たちに全国のすばらしい職人を知ってもらいたいという気持ちが一番強いです。日本酒は毎週20蔵ずつ紹介しますが、それはより多くの人に覚えてもらいたいからです。1日に159蔵を見せても、なかなか覚えられないですよね。実際に楽しんでもらって、次につながればと思っています。
もちろん僕のフィルターと波長が合う人もいれば、合わない人もいると思います。できる限り時間を使って、勉強して、全国の現場を見て厳選したものばかりです。試してもらって、少しでもその良さを感じてもらえればと思います」(中田英寿氏)
「J-WAVE NIHONMONO LOUNGE」の開催期間は9月6日まで。イベントに関わる多くの企業人たちは、コロナ禍での不自由さを感じながらも、つながり合える場として盛り上げようとしている。
田中圭太郎(たなか けいたろう)
1973年生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒。大分放送を経て2016年4月からフリーランス。雑誌・webで警察不祥事、労働問題、教育、政治、経済、パラリンピックなど幅広いテーマで執筆。「スポーツ報知大相撲ジャーナル」で相撲記事も担当。Webサイトはhttp://tanakakeitaro.link/。著書に『パラリンピックと日本 知られざる60年史』(集英社)
ITmedia ビジネスオンラインで連載中の「パラリンピックで日本が変わる」。
だが、そのパラリンピックがいつどこで始まったか、知る人は少ない。
そして、パラリンピックの発展に、日本という国が深く関わっていることも、ほとんどの日本人は知らない。
パラリンピック60年の歴史をひもときながら、障害者、医師、官僚、教師、そして皇室の人びとといった、パラリンピックの灯を今日までつなげてきた人日本人たちのドラマを、関係者の貴重な証言から描く。
日本の障害者スポーツ史の決定版。
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