以上がインタビュー内容だ。アイリスオーヤマの中途採用の人材選びは厳しい目で選別している。短時間の面接で役立つ人材かどうかを見極めるのは難しい。毎月3000人も応募する中から、ふるいにかけるのは一苦労だろう。
中でも佐藤リーダーが述べた「うっぷん」をぶつける人は評価するが、「不満」を述べる人は採らないという採用方針はなるほどという感じがする。中途採用した人材の多くが戦力になっている背景には、同社が採用している透明性のある「360度評価」がある。
とかく中途採用された社員は、プロパー社員と比較して不利益を受けがちだが、アイリスにはそういうことはなさそうだ。家電開発部門の中核を担う「混成部隊」がシナジー効果を出していけば、過去の経験に加えた「プラスアルファ」の成果を出し、今後の成長の推進力になりそうだ。
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