――ビジネスパーソンを対象にした生涯学習の場は、MBAや会計大学院など大学でも数多くあります。どのように差別化しているのでしょうか。
MBAやアカウンティングスクールで教える会計の知識のような授業はあまりやっていなくて、マーケティングやクリエイティブ、教養といったものに力を入れています。講師も実務家ですし、教わる側も実務家が多いのも特徴です。「学ぶ・創る・稼ぐ」をコンセプトに、作品の制作やプランニングなど、授業内で実際に形に残るものを完成させるところまでやります。
――金泉さんは、NewsPicks StudiosのCEOに就任したのと同時に、NewsPicks本体のプレミアム事業担当も兼任しています。プレミアム事業は有料会員中心の事業で、ファンコミュニティーとも近い事業だと思いますが、今後どのように顧客満足度を高めていきたいと考えていますか。
20年10月にアプリのリニューアルをしたのですが、これは大きくユーザーインタフェース(UI)を刷新したものになっています。こうしたことをすると、必ず既存のユーザーから「使いづらい」という声が出てきます。大きくアップデートしたコンセプトは生かしつつも、既存ユーザーでも使いやすいように細かくアップデートしていきたいと考えています。
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