全国の「住みここちランキング2021」 都道府県のトップ5は昨年と同じ顔ぶれ(5/5 ページ)

» 2021年08月25日 21時37分 公開
[秋月かほITmedia]
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 最後に参考資料として、都道府県別の住みここちの変化・現住地評価・通勤への不安と通勤手段・引っ越し意向を取りまとめた。

都道府県別の住みここちの変化など 都道府県別の住みここちの変化など

 住みここち(居住満足度)は、全体としては大きな変化はないものの、都道府県別にみると新型コロナ感染者数が多い都府県ではやや低下し、感染者数が少ない県ではやや上昇している傾向が見られた。ただし住みここちの絶対評価は、感染者数の多い大都市部のほうが高かった。現住地を良いと思うようになったという比率も、感染者数との関係がうかがえる結果となった。

 テレワーク実施率には大きな差があり、首都圏が非常に高くなっている。一方で、通勤手段が鉄道・バスといった公共交通機関が中心の大都市部では、不安感が非常に高かった。引っ越し意向は都道府県による差は小さく、「地方へ」と「都会へ」、「郊外へ」と「都心へ」が拮抗している。2拠点居住検討の比率は10%に届かなかった。

 今回の調査は19〜21年における全国47都道府県居住の20歳以上の男女、累計52万1456人の回答を「住みここち」として集計した。また、住みたい街ランキングは21年調査における18万7302人の回答を集計した。

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