別所哲也に聞く「企業ブランディングに映像が求められる理由」 急速に立ち上がった新市場YouTubeだけじゃない(4/4 ページ)

» 2021年09月02日 11時59分 公開
[霜田明寛ITmedia]
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万人に受けること自体が難しい時代

 とても理想の世界ではあるものの、“ワクワク”が基準となると、社内で出資に納得を得るのが難しい局面もあるのではないだろうか。

 「全員にとって最適なものはない、と割り切っています。社内ひとつとっても、今や世代やバックグラウンドも多様ですし、そもそも、万人に受けること自体が難しい時代です。だからこそ、ひとつの価値観に収斂(しゅうれん)していくのではなく、多様性を認めていけるようになるのがいいと信じています」(佐瀬社長)

 SSFFのこれまでのラインアップを見てみると、作品の内容も国籍も、そして関わる企業も多様だ。この映画祭自体が、境界を設けていないシームレスな場となっている。

 別所自身も慶應義塾大学を出て商社への就職を考えながらも、俳優になることを決意。今は事務所の経営者でもあり、さらにはJ-WAVEの朝の顔を務めるなど、そのキャリアはさまざまな境界を越えてきた。

 その存在自体がシームレスな別所自身が、映像とビジネスといった離れた業界をつなぐ役割を担っているのでは……と水を向けると「いやいや、僕は映画祭という場作りをしていたら、自然と目撃者にも参加者にもなれた幸せものです」と謙虚な答えが返ってきた。(敬称略)

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2022年に向け、第7回BRANDED SHORTSも作品を公募。人材採用動画や観光映像も表彰するほか、注目は“デジタル”と“人間らしさ”を融合し、ビジネスや社会におけるデジタルの未来を切り拓く作品に贈る「Deloitte Digital Award」を新設した

著者プロフィール

霜田明寛(しもだ あきひろ)

1985年東京都生まれ。東京学芸大学附属高等学校を経て、2009年早稲田大学商学部卒業。文化系WEBマガジン『チェリー』編集長。『マスコミ就活革命〜普通の僕らの負けない就活術〜』(早稲田経営出版)など、3作の就活・キャリア関連の著書がある。ジャニーズタレントの仕事術とジャニー喜多川の人材育成術をまとめた4作目の著書『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)は5刷を突破のロングセラーに。。J-WAVE『STEP ONE』・SBSラジオ『IPPO』などメディア出演も多く、日々の仕事や映画評、恋愛から学んだことなどを発信するネットラジオVoicy『霜田明寛 シモダフルデイズ』は累計再生回数200万回・再生時間15万時間を突破するなど話題に。Twitter


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