　使用していて気になったのが、やや緩慢な動作だ。ディスプレイに像が映し出されるまでの時間から、スーパーインポーズされる情報やAFフレームの表示までやや動作が緩慢に感じられる。加えて、液晶モニターをチルトする際、右上の部分を引き出そうとすると、指がMOVIEボタンに触れてしまっているようで、たびたびムービー撮影になっていることがあった。

　超解像やオートポートレートフレーミング、それにテレコン高速連写などデジタル技術を活用した機能については賛否もあるだろうが、「カメラの楽しみを手軽に」という観点からすれば歓迎すべきだろう。個人的にはオートポートレートフレーミング機能の進化にも期待したいと感じた。

シャッタースピード：1/160秒　絞り：F4　ISO感度：800　焦点距離：18mm

シャッタースピード：1/400秒　絞り：F6.3　ISO感度：100　露出補正：+0.7　焦点距離：200mm

シャッタースピード：1/400秒　絞り：F9　ISO感度：100　露出補正：+0.7　焦点距離：200mm

シャッタースピード：1/400秒　絞り：F6.3　ISO感度：100　露出補正：-0.7　焦点距離：200mm

シャッタースピード：1/200秒　絞り：F13　ISO感度：100　焦点距離：35mm

ノイズリダクション「標準」によるISO100～16000までの作例。左上から順に、ISO100、200、400、800、1600、3200、6400、12800、16000。ISO3200までは常用の範囲だろう。ISO6400でディテールが甘くなり、ISO12800ではカラーノイズが浮き上がってきている。とはいえまったく使えないというわけではなく、状況に応じてISO16000まで使い分ければ撮影シーンは広がるだろう

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