パナソニックのブースでは、先日開発発表が行われたばかりの4K動画撮影可能なミラーレス「DMC-GH4」が試用可能な状態で準備されており、実際に手にして試写することができる。
DMC-GH4は外観こそ既存「DMC-GH3」からの変化に乏しいが、撮像素子と画像処理エンジンを一新した。画像処理エンジンの進化による処理能力増は特筆すべき変化で、この処理能力増によって4K映像(最大4096×2160ピクセル 100Mbps)を扱えるようになったほか、静止画撮影についても最大12コマ/秒という連写速度の向上、ノイズリダクション処理の能力向上などを果たしている。
動画/静止画撮影いずれにも有効な「空間認識AF」も、画像処理エンジンの進化なしには実現しなかった。空間認識AFはレンズのボケ量をカメラがリアルタイムに解析、その情報を元にピント位置(被写体までの距離)を算出する方式で、処理データ量が増大する代わりに約0.07秒という高速AFを実現している。GH4においては空間認識AFだけでAF処理を完結させるのではなく、空間認識AFで大まかなピント合わせを行った後にコントラストAFにて微調整する。
ただ、レンズのボケ量をモニタリングするという仕組み上、同社製レンズとの組み合わせ時にしか空間認識AFは機能しないという制約がある。詳細は後に告知されるというが、キットレンズとして用意される「LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER. 」以外であっても、同社製レンズであれば対応するのことだ。
ブースにはCP+開幕日の2月13日に販売開始となったライカブランドのマイクロフォーサーズ交換レンズ「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH. / POWER O.I.S」の試写コーナーが設けられていたほか、「DMC-GX7」「DMC-GM1」といった製品のタッチ&トライも可能だ。
なお、CP+同社ブースに「DMC-GM1」を持参し、アンケートに答えると1日あたり先着で400名にDMC-GM1のキットレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」に利用できるオリジナルレンズキャップ(GM1と同じ4色が用意されている)がプレゼントされる。
パナソニック、4K動画撮影可能なミラーレス「DMC-GH4」を投入
「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2」(ノクチクロン)発売日と価格が決定
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