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2000ミリ相当まで突き抜けた光学83倍ズームが笑うほど面白い――「COOLPIX P900」(3/4 ページ)

» 2015年04月17日 19時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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GPSやWi-Fiも搭載

 ざっと楽しんだところでそれ以外のシーンモードも。

 ペットモードは「ペットの顔を検出すると自動撮影する」という技。正面を向いてくれていればけっこうちゃんと認識する。

COOLPIX P900 うちの猫をペットモードで。白い猫なので+1の露出補正をかけて撮影した。室内なので1/6秒とスローシャッターになったがブレてない。手ブレ補正は優秀なり。F4.5、1/6秒、ISO800、+1EV

 料理モードは月モードと同様色合いを選べるが、あまり色合いを選べても、とは思う。全体にもうちょっと明るめにし、白い皿を白くなるようホワイトバランスをしっかり合わせた上での微調整がしたかった。

COOLPIX P900 少し赤みを加えてみたが、なかなか狙った色にならず。あと一歩。F3.2、1/8秒、ISO400

 夜景モードは手持ち夜景と三脚夜景を選べる。手持ち夜景にするとシャッタースピードが早めになって手持ちでもブレずに撮れる。

COOLPIX P900 手持ち夜景モードで。F2.8、1/125秒、ISO360
COOLPIX P900 三脚夜景モードで。F2.8、1/30秒、ISO100

 逆光モードではHDR撮影のオン/オフも指定できる。

COOLPIX P900 逆光の右に「ON」とあるのはHDRがオンになっている状態を示す
COOLPIX P900 オートモード。HDR不使用。F2.8、1/500秒、ISO100
COOLPIX P900 逆光モードでHDRオン。少し画角は狭くなるが、暗部と空が少し復活している。F2.8、1/500秒、ISO100

 撮影機能以外では、Wi-FiとGPSの両方搭載もポイントが高い。

 Wi-FiはNFCを使った簡単な接続が可能(Android機の場合)。Wi-Fi接続した状態で、カメラ側で撮影することもできる。その場合、撮った端からスマホに写真が送られてくる感じ。

 GPSは写真に位置情報を付けるほか、ログ機能(log形式のファイルで保存される)や、POI機能も装備している。

COOLPIX P900 GPSのメニュー。位置情報の設定、POI、ログ、日時合わせ機能などがある。日時合わせはけっこう大事

 POIは「Point Of Interest」の略。位置情報と連動して、その近くにあるランドマークを表示してくれる。

COOLPIX P900 画面を見たら「ドットDNP」と出てたのでどこのことかと思って探して発見。POIの例ということで。左下のGPSアイコンに電波状況が表示される。3つ表示されていればかなり正確。電波を拾えないときは赤くなる

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