iPad Air――Apple：電子書籍端末ショーケース

古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、従来モデルに比べて約200グラム軽くなったボディに特徴を持つAppleの「iPad Air」を取り上げる。

[山口真弘，eBook USER]

製品概要

　第4世代iPadの後継となる、9.7インチ画面を採用したカラータブレット。重量約469グラム（Wi-Fi + Cellularモデルは約478グラム）と、従来モデルに比べて約200グラム軽くなったボディが大きな特徴。

　外観はiPad miniに近いデザインに一新され、ベゼルも狭くなったことから、ボディの表面積は従来モデルに比べてひとまわり小さくなっている。iPad mini Retinaディスプレイモデルと同じ7.5ミリという薄さも、軽量化に大きく貢献している。

　プロセッサはiPhone 5sと同じ「A7」となったほか、OSは64ビットへと進化している。機能は従来のiPadに準じており、iPhone 5sに搭載されたTouch IDは非搭載。アプリ類はiPad向けのものがそのまま利用でき、読書関連では、iBooks Storeやその他電子書籍ストアからコンテンツを購入して読書が楽しめる。

　ラインアップはWi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルが用意され、容量は16、32、64、128Gバイトの4種類が用意される。本体色は「スペースグレイ」と「シルバー」の2色展開。

スペックで見る「iPad Air」

メーカー	Apple
国内発売時期	2013年11月
発売時価格（Wi-Fiモデル）	5万1800円（16GB）、6万1800円（32GB） 7万1800円（64GB）、8万1800円（128GB）
発売時価格 （Wi-Fi + Cellularモデル）	6万5800円（16GB）、7万5800円（32GB） 8万5800円（64GB）、9万5800円（128GB）
専用／汎用	汎用
OS	iOS 7
OSバージョン	7.0.4
サイズ（※最厚部）	240（幅）×169.5（奥行き）×7.5（高さ）ミリ
重量	約469グラム（Wi-Fiモデル）、約478グラム（Wi-Fi + Cellularモデル）
解像度	2048×1536ドット
ディスプレイ	液晶
カラー／白黒	カラー
画面サイズ	9.7インチ
通信方式	802.11 a／b／g／n
Bluetooth	4.0
内蔵ストレージ	16Gバイト、32Gバイト、64Gバイト、128Gバイト
メモリカードスロット	なし
バッテリ持続時間（メーカー公称値）	10時間（無線LANオン）
タッチ操作	対応
対応フォーマット	アプリに依存
コネクタ	Lightning
電子書店	iBooks Storeほか
そのほか	-

最終更新日：2013年12月26日

写真で見る「iPad Air」

本体色は写真の「ホワイト＆シルバー」のほか「ブラック＆スレート」が用意される

Wi-Fiモデルで約469グラムと、従来モデルである第4世代iPadに比べて約200グラムも軽いため、短時間であれば片手持ちでも十分に利用可能

外観はiPad miniと共通のデザイン。画面サイズは従来と同じ9.7インチながら、ベゼルが狭いため面積は一回り以上コンパクト

正面。iPad miniをそのまま大型化したかのようなデザイン。インカメラは本体を縦向きに持った際に上部に来る位置にレイアウトされている。ホームボタンの機能は従来と同様で、Touch IDには非対応

左側面。特にボタン類はない

右側面。スライドスイッチおよび音量大・小ボタンを備える。スライドスイッチは画面回転のオンオフもしくは音量のミュートに割り当てが可能

上面。電源ボタンおよびイヤフォンジャックを搭載。中央にはマイクロフォンを備える

底面。Lightningコネクタおよびスピーカーを備える

裏面。カメラを上部に搭載する

アプリアイコンが並んだホーム画面。iOS 7を採用する

Apple純正の電子書店iBook Storeのトップページ。画面左上のボタンでライブラリと切り替えられる

ライブラリ。購入済みの本が並ぶ。本棚を模したデザインは廃止され、シンプルなデザインになった。タップすると本が開く

テキストコンテンツを表示したところ。本の厚みを再現したデザインは廃止され、他のストアと同様にすっきりした表示となった。見開き表示の状態ではページ中央のどの部分も再現される

タップするとオプションが表示される。輝度調節、フォントサイズ調節、フォント種類変更、色変更、スクロール表示の有無を設定可能