ノバルティス ファーマは4月から、週に1度、従業員の在宅勤務を認める「テレワーク制度」を開始した。在宅勤務に適正があると認めた社員が対象で、営業職のMRは対象外という。
スイス系製薬会社の日本法人ノバルティス ファーマは4月から、週に1度、従業員の在宅勤務を認める「テレワーク制度」を開始している。在宅勤務の適性があると認められた従業員が制度を取得できる。
対象となる社員は自宅でも業務効率を落とさないなど、在宅勤務に適正があると認めた社員。営業職であるMR(医療情報担当者)などの職種は対象外。仕事に応じた多様な働き方を認めることが目的で、通勤の負担軽減などの効果を見込む。
制度の導入にあたり、2007年9月から2008年12月まで、開発部門と情報システム部門に所属する50人に、試験的に在宅勤務を体験してもらった。在宅勤務のメリットとして、通勤による疲労軽減(93%)、仕事の効率が上がった(75%)、生活にゆとりが生まれた(64%)――などが挙がった。一定の成果が得られたとして、本格導入に踏み切った。
新たに在宅勤務を希望している社員は36人。4月から6カ月間の試験期間を経ると、制度の取得が認められる。
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