Google App EngineでJavaアプリ開発 サイオスが先手

Google App EngineがJavaを開発言語として新たに採用したことを受け、サイオステクノロジーがJavaを使った業務アプリケーションを開発した。

» 2009年04月13日 20時46分 公開
[ITmedia]

 サイオステクノロジーは4月13日、Googleがネットワーク経由で提供するWebアプリケーション開発基盤「Google App Engine」上で稼働する業務アプリケーションを、Javaで開発したと発表した。

 開発したのは、企業や団体の会員を管理し、会費を徴収するアプリケーション。入会の受付や会員情報の管理、会費の支払い、決済の機能を備える。同アプリケーションはJava関連のオープンソースソフトを開発するNPO法人のSeasarファウンデーションが採用した。

 今回のサイオスの動きには「Google App EngineとJavaで開発した業務アプリケーションを業界に先駆けて実用化する」(同社)ことで、既存のシステムインテグレーションビジネスの売り上げ増につなげる狙いがある。米国時間の4月7日にGoogle App EngineがJavaを開発言語として新たに採用したことを受けた。

 サイオスは電子メールやスケジューラーなどの機能をインターネット経由で提供するGoogleの企業向けサービス「Google Apps」の導入を支援する「SIOS Integration for Google Apps」を提供している。今後はGoogle App Engine上で動作する業務アプリケーションの受託開発や技術関連のコンサルティングサービス、保守サービスを提供する予定という。

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