Cisco、新WebメールサービスとUCポートフォリオの拡充を発表Google、MS、IBMに挑戦状

Ciscoは、Outlookと互換性のあるWebメールサービス「Cisco WebEx Mail」と、さまざまな企業向けソーシャルネットワーキングツール、全61製品を発表した。

» 2009年11月09日 17時23分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsは11月9日、同社のコラボレーションツールのポートフォリオを拡充する61もの新製品を発表した。ビデオ、音声、プレゼンス機能などにより、企業におけるリアルタイムのコラボレーションを総合的に支援する。

cisco Ciscoのコラボレーション構想

 「Cisco WebEx Mail」は同社が2008年8月に買収したPostPathの技術を基に開発したSaaSベースのWebメールソリューション。MicrosoftのOutlookと相互運用性を持ち、BlackBerryやiPhoneなどのモバイルデバイスからのアクセスをサポートする。IronPortのセキュリティツールを採用しており、アカウント当たりのメールボックスのサイズは5Gバイトで、35Gバイトまで拡張可能だ。

 UCプラットフォームの新バージョン「Cisco Unified Communications system 8.0」は、ビデオ対応の「Cisco Unified IP Phone」やさまざまなスマートフォンからのアクセスをサポートしたほか、オンプレミス、オンデマンド、そのハイブリッドのいずれの方法でも導入できるようになった。

 そのほか、2008年9月に買収したJabberの技術に基づくインスタントメッセージング(IM)ツール「Cisco WebEx Connect Instant Messaging」とプレゼンスツール「Cisco Unified Presence 8.0」、リアルタイムのビデオと音声によるコラボレーションを可能にする「Cisco Enterprise Collaboration Platform」、“ソーシャルビデオシステム”の「Cisco Show and Share」などを発表した。

 いずれも提供時期や価格については明らかにしていない。

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