Microsoft、「Windows Phone Developer Tools」の最終版を公開Twitterアプリのデモも

「Windows Phone 7」向けアプリ開発ツールの最終版のダウンロードがスタート。独自の広告マーケットプレイス「Microsoft Advertising Exchange for Mobile」も同時に発表された。

» 2010年09月17日 09時03分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは9月16日(現地時間)、次期モバイルOS「Windows Phone 7」向けアプリ開発ツール「Windows Phone Developer Tools」の最終版をリリースしたと発表した。Windows Phoneのダウンロードセンターで入手できる。英語版のみだが、向こう2週間のうちにフランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語版も公開するという。

 開発者は、開発ツールのβ版で作成したアプリをアプリストア「Windows Phone Marketplace」に登録する前に、この最終版でリコンパイルする必要がある。10月初旬にオープン予定のアプリストアへの登録から承認にかかる日数は約5日間で、承認状況は随時開発者向けポータルで確認できる。

 Microsoftは同日、Windows Phoneの公式YouTubeサイトで、パートナー企業と共同で開発したWindows Phone 7向けアプリのデモビデオを公開した。TwitterやNetflixのクライアントがWindows Phone 7端末で稼働する様子を見ることができる。

 開発者ツールは、「Visual Studio 2010 Express for Windows Phone」「Windows Phone Emulator」「Expression Blend 4 for Windows Phone」「XNA Game Studio 4.0」で構成されている。これまで「Metro」というコードネームだったUIフレームワークの正式名称は「Windows Phone Design System」になった。また、Panorama、Pivot、Bing Mapsのコントロールが追加になった。Silverlightのコントロールは、「Silverlight for Windows Phone Toolkit」として別途公開した。Silverlight Codeplexのサイトからダウンロードできる。

 また、アプリ内に広告を組み込むためのSDK「Mobile Advertising SDK」と、独自の広告マーケットプレイス「Microsoft Advertising Exchange for Mobile」を発表した。このマーケットプレイスでは、MicrosoftのadCenterだけでなく、サードパーティーの広告ネットワークからのリアルタイムの入札が可能だ。

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