米スマートフォンOS市場シェアのトップはiPhoneのiOSだが、新規購入者では40.8%が選んだAndroidが首位で、iOS、BlackBerryとの差を広げている。
米調査会社Nielsenが1月3日(現地時間)に発表した米スマートフォンOS市場に関する2010年6月〜11月の調査データによると、新規スマートフォン購入者の40.8%が米GoogleのAndroidを搭載する端末を選んだという。
6カ月間の新規購入シェアでは2010年7月からAndroidがトップを維持しており、2位の米Apple iPhone搭載のiOS、3位のカナダのResearch In Motion製BlackBerryとの差を広げ続けている。
だが、スマートフォン全体の市場シェアでは、iOSが依然首位を守っている。iOSは前月データとほぼ横ばいの28.6%で、9月にiOSに首位を譲ったBlackBerryが26.1%で辛うじて2位、Androidは3位だが、前月から3.1ポイント増の25.8%と激しくBlackBerryを追い上げており、その差はわずか0.3ポイントだ。
iOS搭載のスマートフォンはiPhoneのみであるのに対し、Android搭載端末では韓国SamsungのGalaxy S(200ドル前後)などの高価格・高性能のものから米Motorola製CITRUS(米Verizonが49.99ドルで販売)のような低価格製品まで幅広い選択肢が用意されている。1月6日から開催の「2011 International CES」でも多数のメーカーがAndroid搭載端末の発表を予定している。
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