29台の教育研究サーバを7台に集約 東京電機大学

» 2012年04月19日 15時45分 公開
[ITmedia]

 東京電機大学は、システム管理の効率化などを目的に、各キャンパスに分散していたサーバを統合した。システムを提供した富士通とヴイエムウェアが4月19日に発表した。

東京電機大学のクラウド基盤のイメージ 東京電機大学のクラウド基盤のイメージ

 東京電機大学は、東京千住(2012年4月に開校)、埼玉鳩山、千葉ニュータウンの3キャンパスに分散していた教育研究システムサーバ29台を、富士通のデータセンターを利用して7台に集約した。これにより、教室PC環境の性能向上、セキュリティの強化、システム管理業務の効率化、消費電力の低減を実現した。

 加えて、ヴイエムウェアが提供する仮想化プラットフォーム「VMware vSphere 5」と、PC環境をサーバ上に仮想化して管理サーバでデータを集中管理するシンクライアントソリューション「VMware View」を用いて仮想デスクトップ環境を約1000台構築した。これによって、これまでキャンパス内のPC教室でしか使えなかった3次元CADなどの高度なアプリケーションを、モバイルPCや自宅のPCなどからクラウド上の仮想デスクトップへアクセスして利用できるようになった。

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