企業が新卒・中途採用の応募者にネット上で動画面接などを受けてもらい、従来なら書類選考で断っていた応募者にも対象を広げて確認できるという「面接支援サービス」が登場。
サイボウズスタートアップスは9月27日、企業の人材採用を支援する「面接支援サービス」の提供を始めた。応募者にネット上で筆記試験や「面接試験」を受けてもらうことで、「従来であれば書類選考でお断りしていた応募者についても、対象を広げて確認できる」としている。
筆記試験では、「これまでの経験やスキルを当社でどう生かせると思いますか?」といった問題を企業側が設定。応募者はPCやスマートフォンからサイトにアクセスし、問題ごとに設けられた制限時間の中でテキストを入力して回答していく。
一方、面接試験では、まず企業の面接担当者が質問などの動画を作成し、クラウド上に掲載。応募者はこれをPCやスマートフォンから閲覧し、質問に対する回答動画を自分で撮影してクラウド上にアップロードする。企業は筆記/面接それぞれの回答を見て応募者の知識や人柄、熱意などを判断し、「実際の面接には条件を満たした人だけを呼べる」という仕組みだ。
これまで中途採用に用途を絞ったβ版を提供していたが、今回の正式版では新卒採用にも対応。応募者情報をCSV形式で入出力できるため、大量の応募者にも対応できるという。
価格は受験者上限人数に応じた月額課金制で、50ユーザーなら1万8800円/月、200ユーザーなら3万9800円/月、500ユーザーなら7万5000円/月など。
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