セブン銀行が勘定系基幹システムを刷新 バッチ処理時間を半分に

セブン銀行がSQL Server 2008を導入して新たな基幹システムを構築した。

» 2013年03月05日 12時05分 公開
[ITmedia]

 全国に約1万7000台のATMを設置し、100万件以上の個人口座を管理するセブン銀行は、取引増に対する処理能力向上を目的に勘定系基幹システムを刷新した。システムを提供した日本マイクロソフトが3月5日に発表した。

 セブン銀行が基幹系システムとして導入したのは、リレーショナルデータベース管理システム「Microsoft SQL Server 2008」。可用性の高さやサポート期間をはじめとするライフサイクルの長さ、同行での11年間の運用実績などを評価した。新システムへの移行によって、オンライン処理やバッチ処理などの処理時間を従来の半分以下に短縮したほか、データベースの圧縮機能により、バッチ系データの容量を旧システムから8割削減した。

 セブン銀行は、2011年8月にシステム更改プロジェクトを開始。新システムへの移行は2012年11月16日〜19日で行われ、その間にATMサービスを5時間停止したものの、システムは常にオンラインの状態を保ち、実質的に無停止のまま移行を完了したという。

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