奈良先端科学技術大学院大学、曼陀羅ネットワークの無線管理を統合化IT導入・活用事例ニュース

全学情報環境システム「曼陀羅システム」に接続する無線ネットワークでの集中管理を実現している。

» 2014年09月24日 14時07分 公開
[ITmedia]

 奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)が全学情報環境システム「曼陀羅システム」に接続する「曼陀羅ネットワーク」に無線LANを導入して統合的な運用管理を行っている。システムを導入するアルバネットワークスが9月24日に発表した。

 NAISTでは2003年に初めて無線LANを導入、2007年からアルバの無線LANアクセスポイントの全学導入を進め、学内全域に270台を設置済み。従来はアクセスポイントの管理を個々にしていたが、Aruba 6000を導入して一元化し、全学のフロア図面などで効率的に管理できるようにした。現在は無線コントローラの冗長化やPoE(Power over Ethernet)給電化を図り、IP携帯電話通信サービスも提供している。

 曼陀羅システムは最先端研究の基盤となるシステムで、ここに接続する曼陀羅ネットワークは研究者の業務効率化に不可欠な通信インフラとなっている。NAISTは学外でも学内と同じネットワーク環境を提供する移動基地局を試験的に研究者へ提供しており、今後は利用範囲をさらに拡大する予定だという。

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