既存製品「α350/300」からスペック的な変更は少ない「α380/330」だが、液晶画面上のユーザーインタフェースは大きな変更が行われている。光学ファインダー利用時に表示される画面はシンプルな「標準」と絞りやシャッタースピードなどの関係を視覚的に理解できる「グラフィック」に切り替えが可能で、さらに「標準」を選択していても、モードダイヤルでAUTO/SCNに合わせている際には設定変更可能な項目のみが表示されるなど、初めてデジタル一眼レフを使うひとにとっても容易に扱えるよう配慮されている。
「Fn」ボタンを押すことで撮影時にはAFや測光、ホワイトバランス、D-レンジオプティマイザーなどの設定を、再生時には一覧表示やスライドショーなどの設定を行えるが、この画面も次の階層で設定する内容を理解しやすいアイコン表示に改められた。また、最近のサイバーショットで採用されているヘルプ表示も備えた。モードダイヤルを回すと、どのような状況で利用するモードなのかを文章で表示するほか、Fnボタンを押した際にもヘルプが表示される。


撮影時に「Fn」ボタンを押すとアイコンで設定項目が表示され、選択時にはどのような設定を行うのかも案内される(写真=左)、「絞り優先」モード選択時のガイド表示(写真=中)、「夜景ポートレート/夜景」モード選択時のガイド表示(写真=右)操作性という面では、右手親指で基本操作が行えるよう、液晶左側のボタンは廃されているほか、サイバーショットなどコンパクトデジカメからの移行組からも違和感なく操作できるよう、十字キーに利用頻度の高い設定項目をあらかじめ割り振るなどの工夫もなされている。


右手のみで撮影中に利用頻度の高い設定を行えるようになっている(写真=左)、十字キーには上=表示切り替え、左=セルフタイマー/ドライブモード、下=ISO、右=フラッシュの設定が割り振られている(写真=中)、内蔵するセンサーによって縦位置での撮影では画面表示もあわせて変更される(写真=右)
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