三菱電機ブースで最も目立っているのは、ブース正面に設置されている155型の有機ELディスプレイ。一般家庭用途ではなく、同社が「オーロラビジョン」としてスタジアムや競馬場などへ導入している大型ディスプレイの技術を利用した有機ELディスプレイの試作機だ。
外寸は3516(幅)×2471(高さ)、スクリーンのサイズは3456(幅)×1920(高さ)ミリの155型。256ピクセルを1単位とする有機ELユニットを2880セット配置しており、トータルとしての画素数は640×1152ピクセル。表示色調はRGB各色につき4096階調。画素ピッチは約3ミリとなっており、最短視聴距離とされている2メートルの距離から眺める限り、ほとんど画素の存在は意識せずに見ることができる。
既存のLEDを利用した屋内型オーロラビジョン比べ、奥行きは約1/4という81.5ミリと薄型なのが大きな特徴。同時に軽量であることもあわせ、曲面を帯びた壁や柱への設置も容易だという。また、前述したようにユニット構造を採用しているため、今回展示されているサイズ/形状以外も容易に実現できる。
そのほかには、北米で販売されているリアプロTVを利用しての3Dデモ(→CEATEC JAPAN 2009:フルハイビジョン3Dテレビの最新事情)や、同じく北米で販売されている65V型レーザーテレビの展示も行われている。レーザーテレビは光源にRGBの3色レーザーを利用する方式で、高い色再現が特徴。国内販売については「未定」としている。
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