10月2日に店頭販売される小学館の「インサイド・ドキュメント『3D世界規格を作れ!』」(四六判 本文272ページ)は、ITジャーナリストの本田雅一氏が書き起こした新刊だ。足かけ6年にわたり、ハリウッドや日本の家電メーカーの関係者に取材を重ね、CDからDVD、そしてBlu-rayと移り変わる光ディスクと映像ビジネスの世界を読み解きつつ、Blu-ray対HD DVDなどの規格競争の水面下で行われていた次世代DVD戦争=3D映像規格の標準化の様子を描いている。価格は1680円(税込み)。
本書で特徴的なのは、書籍を購入すると期間限定で全文PDFファイルを無償でダウンロードできるという点だ。これは、書籍にユニークコードが添付され、1回だけ全文PDFデータをダウンロードできるというもので、同書の編集を担当したウィブックスの倉持太一氏は「書斎では本書を、旅先や通勤電車の中ではiPadやiPhoneなどで電子書籍で楽しむことができます。“紙で電子書籍”というユニークな試みです」とアピールしている。
本書の特設サイトでは、メールアドレスを登録することで序章から第2章までのプレビュー版PDFをダウンロードできるほか、本田氏による発刊記念セミナーが東京(10月14日19時〜/神保町シアター)と大阪(10月21日12時〜/パナソニックセンター)で開催される(入場は先着順で、本書を持参することで無料で入場可能)。
なお、本書の電子書籍版は、2010年末をめどに提供する準備を進めているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR