「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブが新規事業として家電量販店を展開する。8月1日からは自社サイトに「TSUTAYAは、家電量販店経験者を求めています」という告知を掲載。家電メーカーや販売店の経験者など、家電ビジネスに携わる人材を広く募集している。
2015年に東急・二子玉川駅前にオープンする「二子玉川ライズ」(第2期事業)内に店舗を構える予定。ただし、「TSUTAYAからイメージされるAV機器にとどまらない」(同社広報)。家電販売を「生活提案」の取り組みと位置付け、テレビやオーディオ機器のほか、IT家電や調理家電なども取り扱う。「TSUTAYAが生活提案する、食、旅、美、インテリアなどの白物家電分野を含む。例えばデザイン家電に限定した展開でもない」という。
「生活提案」は、主要な事業ドメインという同社。例えば2011年12月にオープンした「代官山 蔦屋書店」では、売り場に専門のコンシェルジュが常駐し、メインターゲットである“プレミアエイジ”(団塊の世代)に新しい大人のライフスタイルを提案。また、“食”に対する向き合い方を提案するワークショップの開催や、旅行先の提案やチケットの手配までを含めた“旅”自体の提案も行っている。
「創業以来“生活提案”を事業ドメインとして、映画や本といった情報を通じて自分らしい生き方を提案するTSUTAYAを全国に展開してきた。家電事業は、TSUTAYAが手がける新たな“生活提案”のステージ」。
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