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吸引力よりバランス――ふとん掃除機のエントリー機「レイコップLITE」登場パステルカラーも

» 2014年06月11日 15時35分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 レイコップ・ジャパンは6月11日、ふとん掃除機の新製品「レイコップLITE」(型番:RE-100)を発表した。ホワイト、パステルブルー、ベビーピンク、そして公式オンラインストア限定販売の「ハニーイエロー」の4色をそろえ、6月27日から1万9800円(税別)で販売する。同時に上位機「レイコップ RS」には新色“ピンクゴールド”を追加する。

「レイコップLITE」は4色展開。写真の収納台は別売となる

 2012年2月に発売した「レイコップSMART」の後継機。「手軽に布団クリーナー習慣を身につけたい人のエントリーモデル」(同社)と位置づけ、手軽に“ふとんケア”を始められる価格とデザイン、機能を設定した。UV-Cライト(253.7ナノメートル波長の紫外線)を照射して除菌する「光クリーン」、振動パットでふとんを叩く「パワフルたたき」、HEPAフィルターなど2種のフィルターによる「クリーン排気」といった技術は継承しつつ、吸引力を下げるなど「柔らかいふとんの上でもスムーズに動かせる」設計にした。スペック上の吸い込み仕事率は29.4ワットと「レイコップRS」の半分以下で、従来機にあたる「レイコップSMART」よりも低い。

 「吸引力は強すぎるとふとんに張り付いてしまって動かしにくくなる。また重量も重すぎると動かしにくいが、軽すぎるとふとんに密着しない。床とは異なるふとん専用に重量や形状、吸引力を最適なバランスに設定した」(同社)。

製品コンセプトと概要。吸引力が強いとふとんに張り付いてしまうため、動かしやすさを重視して吸引力を下げている

奥が新型のレイコップLITE。回転ブラシは省略し、振動パッドも小さくなっている。吸引口そのもののサイズはあまり変わらない(左)。HEPAフィルターを搭載(右)

ダストボックスは上から中が覗けるクリアタイプで、運転時にはゴミのたまり具合を確認できるようライトが点灯する。ゴミ捨て時には水洗いも可能だ(左)。掃除中。電源ボタンはロック解除に約3秒の長押しが必要なチャイルドロック機能付き。本体前方2カ所にセンサーを搭載し、ふとんを感知するとUVライトが自動的に点灯/消灯する仕組みだ(右)

 ただし、吸引力を下げるとハウスダストの除去効率も下がる。底面の回転ブラシが省略されたこともあり、上位機「レイコップRS」が「3分以上の掃除で約90%のハウスダストを除去する」としていたのに対し、「レイコップLITE」では「5分以上の掃除で約70%のハウスダストを除去する」(同社調査 ※)となった。このほか、フィルター装着感知センサーや360度回転ローラー、オプション設定のロングハンドル対応なども省略されている。

※:編集部注:後日、東京アレルギー研究所とレイコップ・ジャパンの共同シミュレーション結果として、「5分間で80%以上」という数値が発表されました(7月15日追記)

製品名 レイコップRS レイコップLITE
吸込仕事率 65.1ワット 29.4ワット
UV-Cランプ出力 8ワット 6ワット
動作モード 2段階(標準/パワー) 切替なし
パワフルたたき 毎分4000回 毎分3300回
消費電力 350ワット 330ワット
外形寸法 359.7(幅)×431.5(長さ)×155.2(高さ)ミリ 300(幅)×352(長さ)×150(高さ)ミリ
重量 2.3キログラム 1.95キログラム
価格(税別) 2万8380円 1万9800円

 本体サイズは300(幅)×352(長さ)×150(高さ)ミリで、重量は1.95キログラム(電源コード除く)。別売で抗菌加工の収納台も用意する。

同時発表の「レイコップRS」のピンクゴールド。カラーリングで女性層の取り込みを図る

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