ココロボは、人工知能「ココロエンジン」を搭載し、一部機種は音声認識機能を使って会話も行えるのが特徴だ。掃除中もおしゃべりで、例えば段差を発見したら「おっとっと」、充電台に戻ってきたら「ただいま」など自らの状態を報告する。さらにセリフを関西弁に切り替えたり、PCを使ってオリジナルの音声に変更するといったユニークな機能もある。
しかし従来製品のユーザーアンケートでは、「もう少しいろいろとしゃべってほしい」という注文が多かったという。そこで今回はおしゃべりのパターンを130まで増やすとともにカスタマイズも容易に行えるようにした。
追加されたセリフは、隅を掃除するときの「ここは念入りに!」「壁際やりまーす!」、ゴミを見つけたときの「ゴミ発見!」など、自分の仕事っぷりをアピールするもの。また、上面の「聞いてボタン」を押すと、ココロボからのお知らせが聞ける。例えば「前回は20分以上お掃除したよ」、ダストボックスがいっぱいになると「くるしいよー。ゴミを捨ててね」といった聞いて欲しいことがあるときは、「聞いてランプ」が光ってアピールする仕組みだ。
音声のカスタマイズも容易になった。これまではPCを使わなければならなかったが、今回は本体にマイクを内蔵。SDメモリーカードをセットして2つのボタンを長押し、ガイダンスに従って話すだけで音声を録音できるようになった。「わかった」「おはよう」などと差し替える10パターンの音声を気軽に変更できる(PCを使えばさらに多くの言葉をカスタマイズ可能)。「孫の声を録音して祖父母にプレゼントするといったことが今までより簡単にできるようになった」(同社)。
シャープでは、ロボット掃除機の市場は2015年度以降、さらに拡大すると予測。日本家屋の床に適した機能とココロエンジンで差別化していく考えだ。
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