エミライは12月14日、カナダ「Resonessence Labs」のポータブルDAC新製品「HERUS+」(ヒールス・プラス)を発表した。12月19日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では6万円台後半になる見込みだ。
バッテリーは内蔵せず、USBバスパワーで動作する小型のDAC。31.7(幅)×63.5(長さ)×20(厚さ)ミリという小さな筐体にUSB入力と3.5ミリステレオミニのヘッドフォン出力を備えている。
DACは、ESS Technology製のモバイル向けチップ「ES9010-K2M」。352.8kHz/24bitまでのPCM音源(DXD)、および5.6MHzまでのDSD再生が可能だ。PCとの接続に加え、Android端末とのデジタル接続(OTGケーブル経由)、iOSデバイスとのデジタル接続(カメラコネクションキット経由)もサポート。一方、イヤフォン/ヘッドフォンも32オームから600オームまでと幅広い製品に対応した。
新機能は、3つのデジタルフィルターを本体のボタン操作で手軽に利用できること。DACチップに標準搭載されている「Sabre Fast Roll-Off」フィルターのほか、オリジナル設計の「Minimum Phase IIR」および「Apodizing」を搭載している。
なお、エミライでは同日、Resonessence Labs製品をすべてオープンプライスとする価格改定を発表したほか、Resonessence Labs製品向けのWindows用ドライバーのアップデートもリリースした。USB Audio Class 2.0ドライバーソフトウェアの新バージョンは「V3.26.0」となり、Windows10に正式対応している。
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