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「使いやすさ」に自信あり――ソニー、BDレコーダー4機種を発表(2/2 ページ)

» 2016年03月08日 13時01分 公開
[ITmedia]
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約16倍の「EERモード」を新設、ネットワークは2ストリーム送出に対応

 ソニー製レコーダーのMPEG-4 AVCエンコーダーは、これまで約11倍のERモードがもっとも圧縮率の高い長時間録画モードだったが、新たに約16倍圧縮の「EERモード」を新設し、同じHDD容量で長時間録画を可能にしている。これに合わせ、録画タイトルの最大数も1万タイトルまで拡張した。

 外部HDDの使い勝手も変わった。今回からUSB 3.0対応のUSB端子となり、トリプルチューナーモデルでも3番組をすべて外付けHDDに録画することも可能になった。外付けHDDの最大容量も従来の3TBから6TBへと倍増しており、「とにかくたくさん録画したいというニーズに応える」(同社)。


 ネットワーク機能は取捨選択されている。まず機能アップとして、DLNA/DTCP-IPによる宅内送信やリモート視聴で同時に2ストリームの送出が可能になった(このうち宅外のリモート視聴は1ストリームまで)。視聴端末も柔軟に選べる。例えば他社製品では片方がPCに限られるといった制約もあるが、ソニーの新製品では2つのモバイルデバイス(スマートフォンやタブレット)を同時に使うことができるという。ただし、レコーダー側の状況によってはネットワーク再生が限られる場合もある。前述の2番組同時スマートフォン視聴の場合、片方の番組がワイヤレス転送用のファイルが作成されていなければならない。

 一方で省略された機能もある。例えばスマートフォンなどで録画番組を持ち出す「おでかけ転送」機能では、転送手段をワイヤレスに絞り、有線接続はできなくなった。また録画番組のシーン頭出しを可能にする「目次でジャンプ」はBDレコーダー本体ではなく、iOS/Android用のテレビ視聴アプリ「Video & TV SideView」による操作に一本化している。このほか、動画配信サービスの「アクトビラ」や「TSUTAYA TV」も省略された。

4Kブラビアとの連携も強化

背面端子

 画質面では、4K/30pまで対応した4Kアップコンバート機能と、4Kブラビア接続時に有効な画質モード「4Kブラビアモード」が新しい。4Kアップコンバート機能は、従来のディスク再生時に加え、録画番組や放送中番組にも対応する。

 「4Kブラビアモード」は、同社の4Kテレビと接続した場合により良い画質を得るためのモード。レコーダー側のアプコンをオフにし、4Kブラビア側で行う設定になっている。同社では、「精細感の高い4K映像を求めるとノイズを伴うことが多い。レコーダー側ではノイズを除去した2K映像を送り出すことで、よりよい画質が得られる」(同社)と話している。

 なお、ソニーでは3月9日から東京・銀座のソニーショールーム、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪で新製品の先行展示を行う。

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