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夏アニメ補完計画――東芝レグザ「Z700X」で“見逃しゼロ”に挑戦!?いちから分かる最新家電(3/3 ページ)

» 2016年06月27日 16時22分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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全録は最強のザッピング、そして最強の保険

タイムシフトマシン機能て、地上波6chをずっと録画し続けるんですよね。すぐにHDDがいっぱいになっちゃうんじゃないですか?



正確には、録画というよりキャッシュ(一時的な保持)という扱いだ。自動的に録画し続け、HDDが一杯になると古い番組から自動的に消していく。だからHDD容量が足りなくなることはない。保存しておきたい番組は消される前に通常録画領域にコピーすればいい。

 ただ、容量の大きいHDDを使えば番組を保存しておける期間が長くなるから便利。例えば純正HDDの「THD-250D2」(2.5TB)はタイムシフトマシンに2TBを使った場合で6局をそれぞれ約40時間を保存できるけど、上位モデルの「THD-500D2」(5TB)なら倍の約80時間になる。



6局全部とはいえ、80時間じゃ1週間は録れないですね。



24時間ずっと録画する必要はないよ。早朝にはテレビを放送していない時間帯もあるし、録画する時間帯や放送局はユーザーがニーズに合わせて設定できるんだ。例えば深夜アニメをターゲットにするなら、毎日22時から3時までを録画するとかね。THD-500D2で1日5時間なら2週間以上はキャッシュを保持できるから、平日は会社や学校で忙しい人も週末にまとめてチェックできる。



なるほど。でも、これがあれば通常録画は必要なくないですか?



それぞれの録画機能に特徴があるんだ。例えばさっき紹介したチャプター機能や家族ごとのフォルダ機能なんかは通常録画でしか使えない。「みるコレ」からはタイムシフトマシンで録画した番組の再生もできるけどね。

一方でタイムシフトマシンのほうは「ざんまいプレイ」といって、再生中の番組に関連するほかの番組を紹介してくれる機能が充実している。それに「過去番組表」を見て、「これ面白そう」と思った番組をすぐに再生できるのは快適だ。いわゆるザッピングでは、気に入った番組を見つけても巻き戻して最初から見るなんてことはできないけど、タイムシフトマシンならそれができる。実際に使ってみると手放せなくなる。

過去番組表。ここに表示されている番組がすべて録画されており、すぐに再生できる

またタイムシフトマシンで録画した番組も通常録画領域にコピーできるから、その後は自分のフォルダに入れておくこともできる。上手く組み合わせれば、“絶対”とはいえないまでも、見逃しはかなり減るはずだよ。



まるっと録画しているんだから、絶対見逃しはないはずでは?



放送時間がスポーツ中継の延長など、局の都合で変わってしまうことは分かるよね。例えば今期、スポーツ中継の延長で「ふらいんぐうぃっち」の放送が朝の5時台にまでずれ込んだことがあって、追従できないレコーダーが大量に出た。タイムシフトマシンだって、普段は放送していない時間帯をあえて録画する設定にしている人は少ないよね。



いろいろ大変ですね。それにしても、その録画に対する執念は一体どこから沸いてくるんです?



数年前、「けいおん!!」(2期)の放送が始まった時、再放送だと思い込んで録画予約をしなかったんだよね……。あのとき、タイムシフトマシン対応のレグザが手元にあれば防げたヒューマンエラーなんだ。だから「タイムシフトマシン」は最強の保険なのです。分かりましたか?



痛い過去はよく分かりました。

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