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ソニーの新提案! 肩にのせる“ウェアラブルネックスピーカー”登場

» 2017年09月14日 13時33分 公開
[ITmedia]

 ソニーは、肩にのせる新しいスタイルのワイヤレススピーカー「ウェアラブルネックスピーカー」(SRS-WS1)を発売する。映画やライブ、ゲームなどを「音に包まれる臨場感たっぷりのサウンドで楽しめる」(ソニー)という。

「ウェアラブルネックスピーカー」(SRS-WS1)。カラーはリビングにマッチするライトグレー

 独特な形状は、人間工学に基づいて設計された。本体の重さは約335gと缶ジュース程度だが、肩にのせても負担を感じにくい。「多くのサンプルから平均値を算出し、装着時に(首より)背中にネックバンドがかかる形状になっている。背中から肩のライン、鎖骨のラインに沿ったアーチ形状は骨に当たりにくくするためのもの」(同社)

装着したところ。ファブリックの部分ではなく、上部のスリットから音が拡散する
ネックバンド部分が首より背中にかかっていることが分かる

 内側にはファブリック素材のインナークッションを設けて装着時の快適性を確保。汚れにくい加工を施した。また音量の「+」「−」ボタンなどは文字が盛り上がっており、手探りで操作できる。

首に掛けたとき、手探りでボタンを操作できるように凹凸を付けた

 音響設計も独特だ。左右の先端部に30mm径の小型フルレンジユニットが内向きにマウントされており、音は上部にあるスリットからディフューザーで拡散されながら放出される仕組み。「拡散する音の範囲が広いため、使う人の体格や装着時の姿勢によらず、ダイナミックな音声を楽しめる」(同社)。また低音再生時にパッシブラジエーターの振動を伝える“バイブレーション”機能も搭載して臨場感を高めた。振動の強さは3段階の調節が可能だ。

上から見たところ。スリットの奥にスピーカーが見える
横になってもスピーカーの位置はずれない

 テレビの音を聞く場合、付属の送信機とテレビの光デジタル出力あるいはイヤフォンジャックを接続する。送信機とスピーカー本体の間は、遅延の少ない無線技術を採用しているという。

付属の送信機。光デジタルとアナログ(3.5mmステレオミニ)の入力端子を持つ

 送信機と同じデザインの充電クレードルも付属。使用していないとき、上に置くだけで充電できる。バッテリー駆動時間は最長約7時間。なお、本体のUSB端子に直接ケーブルを接続して充電することもできる。

充電クレードルと送信機

 発売は10月14日で、価格はオープンプライス。店頭では2万5000円前後になる見込みだ。なお、1台の送信機で2台までのウェアラブルネックスピーカーを接続できる仕様になっているが、今のところスピーカーの単体販売は予定していない。

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