ネイティブに電話――姓と名、どっちを言えばいいの?:ネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)
第8回は、電話をかけるとき使えるフレーズ。電話のマナーは日本とほとんど変わりません。まず、自分について名乗ってから、話をしたい相手を指定しましょう。
電話をかけるときに活用頻度の高い表現
ここからは、いくつか例文を紹介します。
電話をかける
- I'd like to talk to Mr.Smith. (スミスさんとお話したいのですが。)
ファーストネームが分かる場合はI'd like to talk with Bill Smith. Mr.を付けなくても問題はありません。
- Is there anyone there who knows about this? (どなたかこの件について分かる方はいらっしゃいますか。)
類似表現に、I'd like to talk to someone who can help me with this.「この件が分かる方とお話したいのですが」などがあります。
電話でのちょっとした会話
- Sorry for interrupting you. (お忙しいところを大変申し訳ありません。)
interruptは「じゃまする」「妨げる」の意味です。「おじゃまをして申し訳ありません」が直訳です。この場合は「お仕事のじゃまをする」ということ。類似表現に、I know you're busy, but……「お忙しいのは承知していますが……」I'm sorry for calling at this hour.「このようなお時間に電話をして申し訳ありません」などがあります。
- I'm glad to know that you're doing well. (お元気そうで何よりです。)
I'm glad yo know that……で「……ということが分かってとてもうれしいです」という意味になります。do wellは「順調である」「うまくいく」の意味です。I'm glad you're doing well.でもOKです。
- This economy is making it really difficult to get by. (景気が悪くて、なかなかやっていけませんね。)
get byは「生き延びる」「何とかやっていく」の意味。making it really difficult……のitはto get byを指しています。「生き延びることを困難にしている」という意味になります。
約束の日時を決める
- When would be a good time for you? (いつなら都合がよいですか?)
都合のよい日を尋ねるときの一般的なフレーズです。類似表現として、When will you have time?「いつなら時間がありますか?」などの表現があります。
- So that's Thursday at 2:00. (では木曜の2時ということで。)
このsoは「それでは」の意味です。
約束の場所を決める
- Let's meet at my office. (私のオフィスで会いましょう。)
Let's meet at……は「……で会いましょう」という意味です。カジュアルな言い回しですが、ビジネスシーンでもよく使われます。
- I'll visit you there, if that's all right. (差し支えなければ、そちらに伺いますが。)
if that's all rightは「差し支えなければ」の意味です。類似表現に、I can go to your office.「そちらのオフィスに伺います。」があります。
約束を変更する
- I'm sorry, but something came up. (申し訳ありませんが、急用ができまして。)
come upは「問題などが生じる」「急に起こる」の意味です。
- Would it be too much trouble to change the meeting from 1:00 to 3:00? (打ち合わせの時間を1時から3時に変更させてもらうわけにはいかないでしょうか?
Would it be too much troubleは「迷惑すぎますか?」「面倒すぎますか?」の意味です。
不在の場合
- Could you ask you to take a message? (伝言をお願いできますか?)
Could you ask you to……? で「……をお願いできますか?」という意味になります。take a messageは「伝言を預かる」という意味です。
次回は、来客を迎える編です。
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