ネット普及で生まれた新しい英語表現:ネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)
第19回は、イベントや社外での販促活動などでよく使われる会話、フレーズを紹介していきます。
プロモーション時に活用頻度の高い表現
ここからは、いくつか例文を紹介します。
イベントの準備
- This summary shows the five goals of the event. (こちらがイベント概要になります。)
概要を手渡しながら「イベントの5つの目的がこちらの概要でお分かりいただけます」のような、具体的な説明を付け加えます。
- I think we can do it in just three months. (準備期間は3カ月です。)
「わずか〜でできるんですよ」というポジティブな言い回しです。
イベント人員の配置
- I'd like you to be here to answer questions and help the attendees. (こちらで案内に回ってください。)
仕事内容を「こちらで出席者の質問に答えたり手助けをしてほしいのですが」のように具体的に伝えます。
- Do you think you could be a welcomer? (受付をお願いします。)
Please ……は「何とかお願い」か、上から目線の「〜をやりなさい。分かった?」のような強いニュアンスの、どちらかに聞きとれる可能性があります。Do you think you could…? は相手の気持ちを考える依頼表現です。受付は、receptionistがよく使われますが、これはオフィスの受付を言うイメージの強い言葉です。イベントではよくwelcomerが使われます。
イベントの効果をアピール
- This is a good opportunity to reach this audience. (このターゲット層に向けてのPRが可能です。)
It's possible to ……が示唆する可能性は、せいぜい40%というところ。「このターゲット層を動かすにはよいチャンスです」がよいでしょう。
- Based on a similar event last year, we think sales will increase by 3 percent. (売り上げが3%は上がるでしょう。)
単なる自分の思い付きに見せないよう、we thinkだけの使用を避け、「昨年の同じようなイベントから考えると、売り上げは3%上がるでしょう」のように、based on……できちんと根拠を伝えましょう。
イベントの告知
- We're looking forward to seeing you there. (皆さんぜひお越しください。)
We're looking forward to ……「……を楽しみにする」は、「ぜひ来てほしい」という、こちらの気持ちがストレートに伝わる言い回しです。
- For your convenience, the event will be held at the ABA Hall. (会場はABAホールになります。)
単に情報を告げるだけでなく、For your convenience「皆さまの便宜を図りまして」などのひと言を添えるといいでしょう。
広告に関して
- This magazine reaches our target audience. (この雑誌への広告を打ちましょう。)
Let's ……は軽い提案であればOKですが、あくまでも軽いニュアンス。「この雑誌はわれわれのターゲットになる読者を動かせます」のように言えば明確に理由が伝わります。
- We could also advertise on Facebook. (Facebookでさらに宣伝していきましょう。)
仮定法We could...「〜することもできますよ」を使えば、単に「できる/できない」だけの話をするcanよりもやる気が感じられます。
次回は、感謝の言葉や祝福する気持ちを表すときによく使われるフレーズを紹介します。
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