初対面の人に自分をアピール――英語で何て言えばいいの?:ネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)
今回からはエレベータースピーチの実践編。初対面の人に自分をアピールするときに使えるフレーズを紹介します。
あこがれの経営者に遭遇したときにアピール
- Mr.Smith, you don’t know me, but I heard you’re interested in the Middle East.
スミス社長は中東に興味があるそうですね。
- I've worked in Dubai for three years and I know the fashion market.
ドバイにいたことがあります。
- I'd love to work with you and help you enter that market.
できればお役に立ちたいと思います。
セイン先生からのアドバイス
(1)もし数秒間しかなければ、自分の名前よりも、できれば相手が関心を持つような話題を切り出した方がよいでしょう。
(2)ここで遠慮は無用。すぐに「ドバイにいたのでファッション市場を分かっています」のように自分の強みを伝えましょう。
(3)I'd love to work for you ……でもよいのですが、for youには「あなたのもとで、あなたの指示に従って働きたい」のニュアンスがあります。ここをwith youにすることで「一緒に働きたい/共に汗を流したい」気持ちを出せます。
プロジェクトの顔合わせでアピール
- Hi, I’m Makoto Nakamura, but call me Mark. It’s my honor to be in charge of this project.
今回のプロジェクトを担当いたします、中村です。
- We’ll do our very best to finish on time.
納期はしっかり守ります。
- I'm sure everything will go smoothly.
安心してお任せください。
セイン先生からのアドバイス
(1) 「担当します」と言うよりもIt’s my honor to.「このプロジェクトを担当させていただき光栄です」が好感を持てます。
(2)We'll finish in time.には「楽に守れる」というニュアンスがあります。We’ll do our best to ……で「納期を守るために最善の努力をします」というスタンスをアピールできます。
(3)You can leave it to me.「私に任せてください」あるいはYou can trust me.「私を信用してください」は日本語から思い浮かぶ表現でしょうが、逆に怪しく聞こえる場合もあります。I’m sure everything will go smoothly.「すべて順調にいくと確信しています」の方が相手に安心感を与えます。
次回は顧客にアピールしたり、提案したりする場面で使える文例を紹介していきます。
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