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英語で会議の概要を上司に伝えるとき、気をつけたいことは?:ネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)
英語で、上司に何かを伝えたり報告するときに気をつけたいことは何でしょうか? 具体的な文例を紹介していきます。
上司に報告する
店舗スタッフがマネージャーに成果を報告
- I’m happy to be able to report our sales for June.
先月の営業成績を報告します。
- Our sales exceeded 15-million yen. That’s 120 percent over our target!
目標に対して120%、1500万円突破です。
- Thanks to our sales staff, we expect July to be another good month.
今月も頑張ります。
セイン先生からのアドバイス
(1)Here’s a report on our sales figures for last month. では平板な言い回しです。それよりもI’m happy to report...「朗報があります」で始めると相手は関心を持って次の言葉を聞いてくれます。
(2)朗報を聞きたい人には要件をストレートに。
(3)Thanks to...「〜のおかげで」などを入れることによって上手に人をほめましょう。
秘書が取締役にアポイント変更を報告
- I just got a call from your 3:00, Yuka Saito.
本日のスケジュールに変更がございます。
- She had a personal emergency and rescheduled to next Monday.
面談は先方の急用でキャンセルになりました。
- I’ll let you know right away if there are any other changes.
それ以外はスケジュール通りになります。
セイン先生からのアドバイス
(1)your 3:00 (three o’clock) はyour 3:00 appointment の省略でビジネスではよく使われる言い方です。
(2)ただ「キャンセルになりました」というより「個人的な急な用事ができまして次の月曜日に予定を変更しました」のように理由と次の予定を加えての報告にしましょう。
(3)There are no other changes. 「他に変更はありません」That’s the only change.「これだけが変更です」と告げるよりも「何か変更がありましたらすぐにご連絡します」と言う方が、仕事への前向きな姿勢がうかがえます。
次回は上司に何かを依頼したり、提案する文例を紹介していきます。
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