かなり使える、「A5502K」で自転車ナビ(2/3 ページ)

» 2004年05月06日 15時03分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

走行テストしてみる

 とりあえず近所を走り回ってテストしてみた。

 A5502KのEZナビウォークは、カーナビのように「あと100メートルで右折です」と道順を教えてくれる。でも、あくまでも徒歩を前提としているので、自転車で走っていると距離の目安はあてにならない。「あと50メートル」といわれたら、もう次の角だと思ったほうがいい。

 でも実際には声は聞こえない。スピーカーは裏側に付いているので、自転車に装着すると音声ナビが聞こえなくなるのだ。ヘッドセットで解決してもいいのだが、ケーブルが邪魔なので、それは諦めた。将来Bluetooth対応になったら、Bluetoothヘッドセットでワイヤレスでナビを聞く、というのもよさそうだ。

 ナビが自転車のスピードについてこられない以外はなかなか快適。一部の繁華街を除けば(新宿や渋谷の駅近辺はけっこうずれる)ほぼ間違いなく自分の位置を特定してくれるので、道に迷わずに済む。

 新宿駅前にいるのに、GPSは駅のホームにいると表示。自転車でそんなところに行けたら大変だ。このように場所によっては位置がずれることもある

例えば、自宅へ帰る

 走行テストを終え、実際に使ってみる。一番簡単なのは「自宅へ帰る」だ。自宅の位置はあらかじめセットしておく必要がある。

 EZナビウォークを起動し、「トータルナビ」を選び、出発地を現在地、目的地を自宅にセット。これだと現在地はGPSで見つけてくれるので、入力作業もすごく楽である。

 トータルナビを使う

 このとき注意すべきは、すべての準備が終わるまでその場を動かないこと。めんどくさがって自転車を押しながら操作するとか、セッティングが終わったといってナビが始まる前に走り出したりするとナビが出発地を見失ったりするのだ。

 出発地と目的地をセットしたらルート検索を行う。デフォルトは「徒歩+電車」になっているが、それではまずいので、「徒歩のみ(10キロ以内)」に変更。自動車にするとどうしても大通りばかり走りたがる上、一方通行を守るので(当たり前だ)遠回りになるし面白くない。「徒歩のみ」だと自転車が通行できない通路を行けといわれることもあるが、往々にして問題はないのだ。距離が遠すぎてうまくいかないときは「自動車」にするしかない。

 徒歩のみを選ぶこと。自動車はあまり役に立たない

 「Myナビ設定」でデフォルト値を変えられるのだが、「徒歩のみ」をデフォルトにはできない。毎回セットしなければならないのが面倒くさい。

 うまくルートが決まって現在地が表示されたらスタートだ。地図上のルートが描かれ、しかも走った跡には●がつくのでとても分かりやすい。

 こんなふうに表示される。人型アイコンが現在地。青い●が走ってきたルート。高速で走ると●の間隔が広くなる。電子コンパスのおかげで進行方向をちゃんと向くので、次に行く方向が正しいかどうかも分かる

 ただ、閉じた状態では縮尺を変えられないので(変えられないことはないが、メニューからたどらねばならず面倒)、最初に地図を縮小して、どんなルートなのかを大まかに把握してからスタートするといいだろう。デフォルトの縮尺はディテールを見るにはいいが、自転車のスピードだとどこを走っているか分からなくなることが多いのだ。

知らなかった意外な道を発見できる楽しさ

 EZナビウォークが指定する道はけっこう面白い。「よく行くところなのにこんな裏道があるとは知らなかった」という近道を見つけてくれることもあれば、「なぜこっちに行かせる?」という遠回りをすることもある。

 普段は行き慣れない道に地図なしで入るのは無謀なので(特に旧道が多い東京では)、遠乗りするときはメジャーな道ばかり走りがちだ。時には地図を持って行くが、そうそう立ち止まって地図を開くのも煩わしい。

 その点EZナビウォークがあれば安心してショートカットできる。これはすごく面白い。指示されるままに「ここで曲がっていいんだろか?」と思って曲がると意外に風情ある旧道へ行けたりして、旧道好きのわたしにはたまらないのだ。「あれ?」と思ったら立ち止まって縮尺を変えてチェックするのである。そうすると「ああ、こういう道を選んだのか」と納得できたりする。

 左は普段使っている市街図。ディテールは分かるが全体の位置関係が把握しづらい。そこで右のようにズームアウトして、全体を把握する
 交差点で止まったときに地図をチェック。このまま行ってもいいのか、今どのあたりにいるのかを調べるのだ)。バックライトは一応最長の60秒にしてあるが、やっぱすぐ消える。地図を確認するたびに、バックライトをオンにすればいい

 知らない街を走るときは、これがあるのとないのとでは安心感が全く違う。常に進行方向が上になるから、道を間違えてないかどうかの判断が簡単にできるのだ。これは素晴らしい。ただ、少々敏感に反応しすぎて、ちょっとハンドルが曲がったりしただけで、電子コンパスが迷うこともある。もし「進行方向がずれてるな」と思ったら、電子コンパスが正しい方向を示すまで少し待つこと。慌ててはいけない。

 というわけで、これさえあればどれだけ道に迷っても、必ず自宅へ帰れる。

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