JR東日本は5月20日、ソニーとNTTドコモが共同出資するフェリカネットワークスに資本参加することで合意したと発表した。JR東日本はIC乗車カード「Suica」の機能をFeliCa対応携帯電話に搭載する「モバイルSuica」の導入を計画しており、ソニーとドコモとの協力関係を深める。
フェリカネットワークスが6月3日付けで実施する第三者割り当て増資10億5000万円をJR東日本が引き受ける。増資後の持株比率はJR東日本が約5%、ソニーが約57%、ドコモが約38%。
フェリカネットワークスは、ソニーの非接触型ICカード「FeliCa」の携帯電話向けチップ開発やサービスプラットフォーム運営などを展開(関連記事参照)。FeliCa対応端末は今夏以降、NTTドコモから発売される予定。JR東日本は、同端末を活用した「モバイルSuica」サービスを2005年度後半に開始する計画だ。
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