作品名 | キューティーハニー |
監督 | 庵野秀明 |
制作年・製作国 | 2003年日本作品 |
アニメと実写が合体した“ハニメーション”として、生まれ変わった「キューティハニー」。この作品の冒頭シーンで、登場するのはauの携帯電話です。
「もしもし? オジサマ」
如月ハニーは、父の亡き後、唯一の身内である叔父の宇津木博士を慕っていました。宇津木博士と携帯電話で話していると
「ああーっ!」
と受話器の向こうで叫び声が。
「オジサマ!?」
呼びかけても返事がありません。
「こうしちゃいられないわ!」
ハニーは走り出します。如月ハニーの正体は、父・如月博士が作り出した無敵のアンドロイド。首のチョーカーに触れると、スーパーヒロイン“キューティハニー”に変身するのです。
「ハニーフラーッシュ!」
さらわれた宇津木博士を救い出すため、ハニーは犯人がいる海ホタルへ乗り込んでいきます。そこに現れたのは、悪の秘密結社パンサークローの一味でした。
パンサークロー四天王の切り込み隊長、ゴールド・クローと死闘を繰り広げるハニー。なんとか、宇津木博士を助けることに成功しましたが、周囲は警察に包囲されていました。ハニーに手錠をかけようとしたのは、警視庁の女警部・秋夏子でした。さらに新聞記者と語る早見青児という男も現れます。早見の協力により、ハニーは警察からも逃れます。
キューティハニーの変身が解けると、派遣社員のダメOL如月ハニーの姿に。遅刻して出社したハニーは、課長からはイヤミを言われ、同僚からもつまはじき。そんなハニーの楽しみは、大好きなおにぎりを食べることでした。戦いの後で、お腹が空いていたハニーはデスクでおにぎりをムシャムシャ。またまた、白い目で見られてしまいます。
ひとりで残業をこなし帰宅したハニーは、宇津木博士の携帯電話に連絡してみます。
「はい、宇津木博士の携帯です」
出たのは、知らない男の声。
「宇津木博士はパンサークローが確保しました」
またまた、宇津木博士が誘拐されたことを、携帯電話ごしに知ったのでした。
「御用のある方は諦めてお切りください」
と、留守番電話のようなメッセージだけが残されます。
ふたたび救出に向かうハニー。それを監視する、夏子の部下の刑事たち。そこへ早見が現れ、ハニーと一緒に尾行を撒き、パンサークローの情報をハニーに提供します。さらに早見は、秋夏子の携帯にも連絡を入れます。
「ったく、こんなときに誰よ」
「僕、早見」
「なんで番号、知ってるの!?」
「調べるのが僕の仕事だ」
「そんなことより、うかつに動いちゃダメよ」
こうして、ハニーと早見、そして秋夏子は、協力して、パンサークローに立ち向かうことになります。パンサークローの狙いはいったい何なのか? 愛の戦士、キューティハニーの運命はいかに!
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