腕時計型CDMA携帯「CEC F88」を試す(2/2 ページ)

» 2004年06月18日 16時14分 公開
[山根康宏,ITmedia]
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 ちょっと脱力してしまうのが、指輪型スピーカーだ。これは腕時計型携帯電話の機動性を損ねないために考えられた。カールコードの先には指輪の形状をしたスピーカーがついており、指にはめて使用する。

 問題となるのは実際に使っている姿だ。顔の前で左手をクロスさせるようにし、指につけた指輪スピーカーを右耳にあてるその姿は、どうみても携帯電話を使っているようには見えない。メーカーとしては真面目に作っているのだろうが、実際に人前で使用する姿を想像すると、使うのをためらってしまう。

指輪型スピーカー。指に装着して利用する。実際に使っている姿はちょっと怪しいが、実は意外と使いやすい。気分はまるでスパイのよう。思わずサングラスをはめてしまう……いや、はめないとこの姿は恥ずかしいような気がする

機能は十分、外付けカメラも

 ディスプレイは128x112ピクセル、256色のSTN液晶で通常使う分には十分なクォリティーだ。各種操作は、バンド部分の数字キーで文字を入力し、本体の十字キーと5つのソフトキーで操作を行う。

キー動作
上キーメール
右キーアドレス帳
下キースケジュール
左キーメニュー
左ソフトキーブラウザ
右ソフトキーショートカット
OKキー確定(カメラ操作)
発信キー発信
終了キー待ち受けに戻る

 内部メニューは7つ(Utility/Schedule/Network/Sound/Display/Use Info/Setting)に別れており、タブ式で切り替える。

 内蔵アプリには「World Time」や「Unit Change」など、ワールドワイドでの利用を考えられたものや、「Voice Recorder」や「Schedule」などPIM的なものもある。また内蔵ゲームの「2002 Soccer」はチープな作りながらも結構楽しめる。メッセージは標準でSMSに対応。面白いのは中国語フォントに日本語の仮名が入っているため、日本語のSMSも一部文字化けしながらも表示が可能できてしまうこと。また中国で購入した商品なので、中国連通(チャイナユニコム)のWebサービスやEmailサービスに対応したアプリケーションもインストールされている。

Menuキーを押すとタブ式のメニューが現れる。中文フォントに日本語の仮名が入っているようで、日本語SMSもある程度読むことができてしまう(日本語にしかない漢字、「読」などは文字化けしてしまう)

 またカラー液晶を生かすアイテムとして、30万画素の外付けカメラも付属している。これをF88本体に装着すると合体ロボ的な雰囲気となり、さらに外観は怪しいものとなる。ここまでくるとこれが携帯電話には見えてこないだろう。当然のことながら「さりげなくカメラを装着して隠し撮り」は無理だ。

カメラを装着すると、もう腕時計にすら見えなくなってくる。液晶は256色なのでディスプレイ上の表示は期待できるものではない

後継機の登場に期待

 F88は機能も豊富で使っていて楽しい。しかし日常的に使うには液晶部分がはみ出ていない、まさに腕時計のようなサイズを求めたい。またカメラも内蔵してほしいものだ。一方、R-UIMカードスロットを搭載し、カードの交換で気軽に端末を使いまわしできることは大きく評価できる。

 海外ではSamsungやSiemensなど大手メーカーも腕時計型携帯電話を開発しているようだが、未だコンセプトモデル止まり。Telsonのような中規模のメーカーが先んじて腕時計型を商品化したのは興味深い。後継機の開発が期待される。

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