ドコモは、専用の用紙に書き込んだ手書き文字を、電子データとして利用可能にする「アノトペン」(2001年4月の記事参照)を使った業務用システムを開発、資生堂に納品したことを発表した。資生堂は6月から、三越日本橋店の資生堂化粧カウンターで、アノトペンを使った顧客情報登録システムを展開する。
資生堂では、顧客が「資生堂花椿CLUB」に新規入会する際の情報入力にアノトペンを利用、顧客が書いた手書き情報をデータベースに反映させる。美容部員が手書きデータを再入力する必要がなくなり、業務の効率化が図れるという。今後は美容部員がカウンセリング時に記入するカルテのデータベース化にも生かしたい考えだ。
アノトペンを使った業務システムの開発は、NTT、NTTドコモ、NTTレゾナントと共同で未来型サービスを検討する中で開発されたもの。この取り組みの中でドコモは、携帯電話を利用したアプリケーション開発やモバイル部分のシステムサポートを担当した。
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