F900iT、ビュースタイル+タッチパネルは魅力的?(1/3 ページ)

» 2004年07月16日 01時49分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 900iシリーズの派生モデルであるF900iTの特徴は、Bluetoothとタッチパネル(6月1日の記事参照)。前回はBluetooth機能をメインに取り上げたが、今回はタッチパネルを中心に見てみよう。

Photo

タッチパネルで使える手書きメモとiアプリ

 F900iTのタッチパネルは、ビュースタイルを採用することで、折りたたんだコンパクトな状態でも利用可能。PDAのような操作スタイルも実現している。

 ストラップとして付けられるコンパクトなスタイラスが付属し、これでタッチパネルを操作できる。購入状態ですぐに使えるのが、「手書きメモ」とプリインストールされたiアプリだ。

 手書きメモは、その名の通りタッチパネル機能を利用して手書き感覚でメモ書きが行える機能。手書きデータは画像として240×320ピクセルのJPEG形式で保存され、iモードメールに添付して送信することもできる。240×320ピクセルで撮影もしくはリサイズした静止画を読み込んで、その上にメモ書きすることも可能だ。

「静止画に落書き」というのが分かりやすい使い方。メールボタンを押せば即、メールで送信できる

 機能はかなり凝っていて、フリーハンドに加えて四角、円(楕円含む)などが書き込めるほか、ペンの太さや形状、色も変更できる。ブラシで書いたような効果も使え、メモの一部を四角、または自由な形状でコピー/カット&ペーストすることも可能だ。1ステップだが、操作のアンドゥー機能も持つ。

photo (左)上部のアイコンをクリックして、ドロップダウンメニューから機能を選ぶ(中央)ペンの色は222色が利用可能(右)画像を切り貼りする範囲も、四角形だけではなくフリーハンドで指定できる

 8倍までの拡大表示も可能で、一部の機能を除けば拡大表示のまま細かな作業を行える。もちろんスクロールも自由。フォトレタッチとまではいかないが、簡単な画像加工にも使えそうだ。

表示サイズは5段階。元々縮小表示しているわけでもないので、拡大すれば画像は荒れる。とはいえ、細かな作業には便利

 面白いのは、レイヤー的な機能を持っていること。読み込んだ画像とその上から書き込んだ情報は独立しており、消しゴム機能を使っても“画像”は消去されない。手書きした分だけを何度でも修正できるのだ。もっとも、保存すると単に1枚の画像になってしまうので完全なレイヤー処理とはいえないが、“ちょっとミスしたので画像の読込みからやり直し”といった操作をせずに済む。

PHoto レイヤー的機能を活用しているのがテンプレート(写真は「地図」)。下地となるパターンがいくつか準備され、この上にメモ書きが行える

 筆者は絵心がないので、お絵かきツールとしてのF900iTに興味を持っている知人に実際に使用してもらった。すると、お絵かきツールとしては「50点」という感想だった。小さなスタイラスにはすぐ慣れたようだが、「閉域の塗り潰し機能がない」「折りたたみ時にディスプレイ面までの高さが結構あり、机に置いて細かい作業がやりにくい」といったところに不都合を感じたようだ。

Photo 30分程遊んでもらって、15分程度で書き終えてもらったイラスト。書いては保存〜読み出しを繰り返すなど、レイヤー的処理も活用している

 もちろんF900iTの機能はあくまで「手書きメモ」。お絵かきツールとしてタッチパネル+スタイラスに過剰な期待は禁物、といった所だろうか。

 次ページ:ビュースタイルの使い勝手は?
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月27日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  3. 「iPhone Duo」画面不具合の報告がSNSで話題 店頭デモ機の過酷な使用環境が起因か (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  5. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. 新型「iPad mini」発表 有機EL搭載で防水にも対応、5.4mm/255gへと薄く軽くなって11万9800円から (2026年10月26日)
  8. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  9. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  10. 折りたたみ「iPhone Duo」対応ケース12選 ヒンジ保護、スタンド付き、耐衝撃性能など多彩なラインアップ (2026年10月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー