テレビ電話もカメラも使いやすく〜「FOMAらくらくホン」

» 2004年07月28日 17時30分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 携帯初心者や年輩ユーザー、視覚に障害を持つユーザーなど、幅広いユーザー層に受け入れられる端末を目指してドコモが開発しているのが「らくらくホン」シリーズ。新しいらくらくホンは、FOMAでカメラ付きの富士通製。型番は「F880iES」となる。

 ドコモのプロダクト部第二商品企画担当部長の徳弘徳人氏は、近年、らくらくホンシリーズの契約者が急増し、6月末で285万人が契約していると説明。新しいらくらくホンには、幅広いユーザー層が搭載を期待するカメラ機能を取り入れたという。

 携帯ユーザーへの調査結果。50代以上のユーザーにもカメラのニーズは高いことが分かる

 カメラなどのマルチメディア機能はFOMAと相性がよく、エリアの問題も解決してきたことから、らくらくホンのFOMA化に踏み切った。

 なおFOMAらくらくホンは、カメラやテレビ電話などの機能を重視したため、前モデルで人気だった歩数計機能の搭載は見送られている(2003年9月の記事参照)。

 FOMAらくらくホン。メイン液晶下部の3つのワンタッチダイヤルボタンも健在。それぞれのボタンによく使う相手の電話番号を割り当てられる。短押しでテレビ電話か電話かを選べ、長押しすると通話が可能だ。メイン液晶はQVGAになり、見やすくなった。高解像度化に伴い、大きくてもギザギザした文字にならない、専用の30ドットのフォントを装備している


 待ち受け画面には、どのキーを押せばいいのかが分かるガイドが表示される。メインメニューは大きな文字の分かりやすい言葉で表示される


 前モデルでは音量調整はダイヤル式だったが、FOMAらくらくホンでは、シーソー型に変更された。「視覚に障害を持つユーザーの場合、何回押したかが明確に分かるほうが使い勝手がいい」というのが理由だ


 iモードサイトやメールの内容、操作ガイダンスなどを音声で伝える「音声読み上げ機能」を搭載。音声認識機能も備え、声で電話帳を呼び出せる

テレビ電話を使いやすく

 前モデルからの大きな変更点は、カメラが装備されたことだ。アウトカメラには32万画素、インカメラには11万画素のCMOSカメラが搭載された。撮った写真や動画をメール送信でき、テレビ電話にも対応する。

 ほかの機能と同様、写真撮影やiショットメールの送受信も、対話形式のメニューから行える。音声ガイド機能も用意されているので、ガイドを聞きながら操作すればいい。

 静止画撮影画面。「どのサイズで撮っているのか」「動画なのか静止画なのか」など、撮影時の状態が表示される


 カメラメニューも、普段使う言葉でメニュー表示。撮影した画像はサムネイル表示される。送信できないサイズの写真を貼付した場合も、自動的に送信可能なサイズに変換される

 テレビ電話の使い勝手もらくらくホンならでは。テレビ電話が着信すると、テレビ電話ボタンと発話ボタンが点滅し、どのボタンを押せばいいのかが分かるようになっている。

 テレビ電話がかかると、ダイヤルキーの発話ボタンとテレビ電話ボタンが光り、どこを押せばいいのかが分かる


 発話ボタンを押すと自分の顔は表示されず、テレビ電話ボタンを押すと、自分の顔が表示された状態でテレビ電話を使える。スピーカーホンへの切り替えは右ソフトキーを押す。テレビ電話時も文字が大きく分かりやすい

 着信時にテレビ電話ボタンを押すと、自画像が映った状態でテレビ電話を受けられ、発話ボタンを押すと、自画像が映らない状態で受けられる仕組みだ。「自分の顔をテレビ電話に出したくないときは、発話ボタンを押せばいい」(説明員)。

 テレビ電話中の自画像のオン/オフは、テレビ電話ボタンの単押しで切り替え可能。アウトカメラへの切り替えは、端末右サイドの用意されたカメラボタンの短押しで行える。

文字入力機能も強化

 メール入力時のインタフェースも改善された。文字種の切り替え時に迷うユーザーが多かったことから、入力画面上に“どのボタンを押せば文字種を切り替えられるか”が分かるガイドが常に表示されるようになった。文字入力は予測変換にも対応、日本語変換辞書も強化されたという。

 文字種切り替えボタンのガイドが文字入力画面に常駐。予測変換機能も搭載された。カメラ機能の搭載に伴い、送信可能なメールの種類が増えているが、すべて対話形式で送信操作を行える

 メール機能で面白いのは、音声データを添付してメール送信できる「音声メール」機能。iモーションの音声部分のみを使ったデータを添付可能にするものだ。

 「簡単メール作成」から「音声を送る」を選ぶと、録音画面が起動、ボタンを押せば録音が始まる。録音が終了すると、音声データが添付された状態のメール入力画面が起動、対話形式で入力していけば、音声付きメールを送信できる。

 メールアドレスやURL入力をサポートする機能も装備。ユーザー名を入力して「*」キーを押すと、@docomo.ne.jpなど、よく使うドメインが表示され、ボタンを押すだけで入力できるようになっている。900iシリーズに装備された「デコメール」は閲覧に対応。シンプルさがコンセプトのため、デコメール作成機能は搭載されていない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月29日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 20〜30代限定の「ダイナースクラブ ゴールド」登場 スタバやスマホで10倍還元、「食べログプレミアム」が実質無料 (2026年10月26日)
  3. 楽天モバイル、1100万回線突破の背景に「通信品質向上」とOpensignalが分析 下り速度とカバレッジの課題は残る (2026年10月29日)
  4. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  5. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  6. auが通信品質10部門で単独首位、追うソフトバンクは「小差」 5G SA利用率3.8%の課題も Opensignal調査 (2026年10月28日)
  7. バルミューダが初のコンテンツ事業「パーソナルAIラジオ」発表 “自分だけの番組”を毎朝10分配信する狙いとは (2026年10月27日)
  8. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  9. auショップの問い合わせ半減、通信品質の最適化は2年から1カ月へ短縮 KDDIが示す「AI前提社会」の道筋 (2026年10月27日)
  10. ソニーが6型の空間再現ディスプレイ「ELF-MN1」発売 デジタルフィギュアなど立体映像を裸眼で楽しめる (2026年10月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー