DDIポケット、クライアントレスなデータ圧縮サービス提供へ

» 2004年08月31日 14時31分 公開
[ITmedia]

 DDIポケットは新データ圧縮サービスの提供に向けて、試験サービスを行うと発表した。9月1日から10月31日にかけて、DDIポケットのページにてモニター募集を行い、動作をテストする。

 同社は従来も、米Venturi Wirelessの技術を用いたデータ圧縮サービス「トルネードWeb」を提供していた。今回は新しく、米Bytemobileの技術を用いる。「プロトコルを最適化し、データ圧縮を行う点は同じだが、クラアイントレスなサービスが可能になる」(同社広報)。

 ユーザーは通信開始時に、特定のIDとパスワードを入力して専用アクセスポイントに接続する。これにより、サーバ側でデータ圧縮を行うようになる。通常のIDとパスを入力すれば、非圧縮の通信も利用可能。なお、ソフトウェアをインストールするバージョンのサービスも用意されている(違いは下記参照)。

プロトコル 内容 ソフトあり ソフトなし
HTTP HPの閲覧
HTTPS 暗号化HTTP
POP3 メール受信
IMAP メール受信
SMTP メール送信 ×
FTP ファイル転送(*) ×
 *パッシブモードのみ

 体感速度は、通常と比較して3〜5倍向上する見込み。「これからデータを集めるが、トルネードWebと同程度になるのでは」(同)という。

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