DDIポケットは新データ圧縮サービスの提供に向けて、試験サービスを行うと発表した。9月1日から10月31日にかけて、DDIポケットのページにてモニター募集を行い、動作をテストする。
同社は従来も、米Venturi Wirelessの技術を用いたデータ圧縮サービス「トルネードWeb」を提供していた。今回は新しく、米Bytemobileの技術を用いる。「プロトコルを最適化し、データ圧縮を行う点は同じだが、クラアイントレスなサービスが可能になる」(同社広報)。
ユーザーは通信開始時に、特定のIDとパスワードを入力して専用アクセスポイントに接続する。これにより、サーバ側でデータ圧縮を行うようになる。通常のIDとパスを入力すれば、非圧縮の通信も利用可能。なお、ソフトウェアをインストールするバージョンのサービスも用意されている(違いは下記参照)。
プロトコル | 内容 | ソフトあり | ソフトなし |
---|---|---|---|
HTTP | HPの閲覧 | ○ | ○ |
HTTPS | 暗号化HTTP | ○ | ○ |
POP3 | メール受信 | ○ | ○ |
IMAP | メール受信 | ○ | ○ |
SMTP | メール送信 | ○ | × |
FTP | ファイル転送(*) | ○ | × |
体感速度は、通常と比較して3〜5倍向上する見込み。「これからデータを集めるが、トルネードWebと同程度になるのでは」(同)という。
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